人生楽しいことばかり

に、したい人のつぶやき

少しだけ生き方が変わった話

誕生日を迎えて一つ歳をとりました。「歳とるの嫌だ~誕生日嬉しくない~」なんて言ってた時期もあったけど、いまはそれを通りこして素直に自分の誕生日を喜べる。だって近しい人は祝ってくれるし、なんか特別感あるし、自分にわがまま言っても許される気がする免罪符の日な気がするし文句ないじゃん! その一方で「今年は去年よりもっといい一年にするぞ!」と妙なやる気も出てきて、なんか気力を再充填したような気分になったりして。

 

夏頃の私はスーパー鬱期でした。もう鬱の理由はどうでもいいんですが、その頃は何をしてもそのことが頭から離れないし、始終ピリピリしているし、ツイッターにも悪意の塊みたいなこと結構吐き出してた。ひとつの考えにとらわれている時って本当に世界がそればかりに見えて他のことを一切考えられなくなるんですよね。楽しいことで一瞬気が晴れてもすぐにまた思い出して欝々した気分が戻ってきてしまう。私は自分のツイッターの発言さかのぼる習性があるんですが、自分のつぶやきを読んでさらに沈み込むという地産地消の負のスパイラル状態で、いつまでも気持ちをズルズル引きずってる状態でした。

 

ある日ささいなきっかけ*1で「この状態はよくない!」と気付く瞬間があって、とりあえずツイッターのアカウントだけでもきれいにしようと決めました。やたらと「心のきれいなアカウントを目指す」とかつぶやいていたのがこの時期。とりあえずネット上だけでも心がきれいな人間のふりをしようと決めて、愚痴は書いてもカラッと湿度の高いツイートは控えめにするよう心掛けました。でもたぶんそれだと内にため込むだけだと思ったので、ブロックタイプの手帳を買ってきて毎日少しずつ日記を書くことを始めました。日記帳となるとちょっとハードルが高いしちゃんと文章を書かなきゃという気分になるんだけど、手帳なら日毎のスペースが限られているし時間がなければ箇条書きでもいいので続けられそうな気がした。とにかくネットの他に吐き出す場所を作ることが目的だったんだけど、あんなに悩んでいたことはいざ文字にした途端驚くくらいにするっと忘れてしまえるようになった。形にしたことで手放していいって思えるようになったのかな。以前よりそのことを思い出す時間も減って夜も眠れるようになったし、日記書き始めてよかったな~と思った矢先に次の問題が発覚。

 

悩みを全部書いてしまったので、今度は日記に書くネタがない。特に平日は会社の往復のみで面白いことなんて何もない。配信番組か新情報でもあればそのことを書くけど、そんなことはない日の方がずっと多い。ひょっとして自分ってものすごく薄味の日々を過ごしているのでは……と思い、もう少し積極的に行動しようと決めた。積んでいた本を読んだり、気になっていた舞台を見に行ったり、迷っていた場所にはどんどん行くことにした。あくまで当社比なのでアクティブな人から比べたらかわいいものだと思うけど、自分からしたら信じられないくらい出歩いているし、それ以上に単独行動が増えた。いままで一人は街歩きくらいだったんだけど、行きたいものすべてに付き合ってくれる人なんていないからどんどん一人で行動するようになった。時限ドラマの観覧に行き始めたのもたぶんこの頃。金曜とはいえ平日仕事終わりに毎週原宿に行くなんて以前の自分からは考えもつかなかっただろうな……。JOLだって元々対バン苦手な人間なのにひとりで横アリまで行って、しかも土曜のチケットは三日前に買って日曜は当日券で入った。ひとりで行く現場は久しぶりだったけど、気楽で複数で動くのとは違う楽しさがあった。気ままにぶらぶらして場内の食事食べて物販のぞいて、芝生スペースで初めて見る人たちのステージを見るのはすごく楽しかった。日曜は台風で帰れなくなるかもって思いながら出かけたけど運よく普通に帰れたけれど、もういい大人だしある程度のお金と連絡手段さえ持っていればどうにかできないことなんて少ないんだから、好きにしてよかったんだな、と気付かされた。

 

もともと何かを決断するときは「損をしない方」で選ぶ癖があって常に消極的な選択肢を選んでしまうんだけど、それは損(という言い方はふさわしくないと思うけれど)を見ずにいただけなんだと。あきらめたライブや舞台がどれだけ楽しかったかなんて行かないとわからないのだから、行かない選択肢が負けることなんてほぼないわけで(もちろん経済的や時間的な理由がある場合はもちろん別だけど)。色んな人が言ってる「行かないで後悔するよりも行って後悔する方がいい」の意味がやっと少し理解できたような気がしました。あとは「今日の私は明日の私よりも確実に若い」ってのも。動き始めるのに早すぎるなんてないんですよね、受験生とかでもないし。でもこの言葉どこで見聞きしたのかマジで思い出せない。

 

そこからは以前に書いた行脚のこともあり、一人で遊ぶのにも慣れて、たまーに友人と遊ぶのはさらに楽しく感じられるようになりました。次のツアーは一人で遠征もする!現地集合で一人で飛行機乗るのもある!いい歳だけど全部初めて!楽しみ!原付には乗らないけど原付免許もとったし、どんどん新しいことができるようになるのが楽しい。昨日は池袋で友達と別れた後ふらっと上井草まで行ってラーメン食べたし新宿に戻って舞台も見てきた。一日をフルで遊ぶとめちゃくちゃ疲れるけど充実感がある。それがあるせいか逆に家でゆっくり過ごす一日も楽しめるようになったし、前みたいに休日を無為に過ごした罪悪感を感じながらダラダラしてることも少なくなった気がする。失敗してもいつまでも悩むことがなくなったし、ご飯もおいしい!ダイエットがんばる!という気持ちになる。ほーんと三か月前の自分と別人格では?と思うほどなんですよね。なんだろうね。自分でもわからない。わからないけど自分でも信じられないくらい人生初のメンタルすこやか期です。もう二か月近くになるから躁じゃないよね?

 

どうしても今日公開したかったので推敲足りてない!そういう記事だと思って読んでください。

*1:例によって推しちゃん達のツイートがまぶしすぎて負けられないと思った自意識過剰なライバル心によるものです

全国行脚に参加した話

11/12の全国行脚横浜会場に参加してきました。この記事はイベント前後の自分の精神状態まとめみたいなもので100%自分のことしか書いていないので、レポ的なものを期待して読むのはお勧めしません。

 

ドリフェスプロジェクトにおける全国行脚とは、キャストが全国各地を巡って行ういわゆる握手会です。一回目は壮馬くんを中心に、二回目はDearDreamで、そして三回目となる今回はDearDream&KUROFUNEのキャスト全員が参加しています。数人で各会場に出向き、ファンと握手&トークをするというイベントです。会場も毎回バラバラで、前回の関東はサイエンスホールでラジオの公開収録も兼ねて実施しましたが、今回は新宿・町田・横浜の三会場で従来通りの握手会という形になりました。他のメンバーのイベントと微妙に日程をかぶらせて応募者をばらけさせつつ、かつ複数会場で当選はなし*1という力の入れよう。そのおかげか、私も今回初めて参加することができました。

 

私が参加した横浜会場の担当は、赤の天宮奏くんこと壮馬くんと緑の片桐いつきくんこと将熙くん。将熙くん推しなので横浜と名古屋*2に振り分けて応募し、結果横浜に当選しました。当選が通知されたのは開催日の二週間前の水曜日だったんですが、真っ先にキャストと話す内容について心配しました。これは行脚初参加者あるあるだと思うんですけど、ネットに上がってる行脚レポって皆さん驚くほどしっかり会話してるんですよね……。気になってたことを聞いてくれたり、上手くボケとツッコミを展開してたり。そういうイメージがあったので正直かなり焦りました。私は悪目立ちしないように他のファンに溶け込みたい派。とにかく内にも外にもマイナスの印象を与えないように、日頃の感謝をこめつつ丁寧でさわやかな会話を展開しようと思った私が考えたのが原付免許を取ることでした。もちろんちゃんと理由がありまして! そもそも私は運転免許もパスポートも持っておらず、かつ住基カードマイナンバーカードに移行済みというランティス系イベントにおける完全弱者だったんです。要項には保険証と年金手帳とかの合わせ技でもいいと書いてありますが、推しに会うイベントに年金手帳を見せて入るのはいささかテンションが上がらない。それなら壮馬くんも夏に取ったとラジオで話していた原付免許を取れば、話のネタにもなるし身分証明書問題も解決して一石二鳥じゃん!と考え、その場で教本ポチりました。後から考えるとこの時点で相当舞い上がってるとわかるんですが、結果として二週間の勉強と有休一日を代償に無事免許を取得することができたのでこの判断も悪くはなかったんじゃないかと思っています。

 

行脚に備えて人並みに見えるよう美容院に行き、服を買い、前日のチヅBDイベントをおおいに楽しんだ私に事件が起きました。BDイベントの初回11日昼のイベント終了直後、スタッフさんからキャストのお見送りがある旨のアナウンスが入ったのです。キャストというのは土曜の出演者の紫の沢村千弦くんこと郁くんと前述の将熙くんのW-MaSKatのお二人です。イベント後の高揚感でふわふわしていた私は、ハイタッチくらいのものだろうと思っていたこともあって「ありがとうございます」か「楽しかったです」が言えればいいな、などと気楽に考えていました。郁くん手作りのディスプレイを撮影しながら、ふと列がなかなか進まないことに気が付いた私は隣のお姉さんに「列進みませんね…」「これ話してるんじゃないですか…?」「お話できるんですか?すごいなあ」とこの時点でもまだ何の緊張感もない会話をしていたことを覚えています。会場出入り口のすぐそばまで来て、自分の身に迫る現実を知ったのはその数分後でした。扉のすぐ外で机越しに一人一人と楽しそうに会話している2人が見えました。(これテレビで見たことある感じのやつだ~! あっあっ本当にそこにいる〜〜かわいい〜〜かっこいい〜〜色白い〜〜背が高い〜〜おっきい〜〜やだ死ぬほどかっこいい……死ぬ……)とか考えていました。めちゃくちゃ近いし、将熙くん手前だし、なんかみんなすごく慣れた様子で会話してる。これはもしかしてヤバいのでは!? 焦りまくる中スタッフさんに案内され机の前へ進んで。……結果としては大惨敗でした。かろうじて「ありがとうございます」「楽しかったです」は言えたものの、完全に時間を余らせ、気を遣って向こうから話しかけてもらう始末。なんという不甲斐なさ。こういうイベントの時ってちゃんとイベントの内容やタイトルに絡んだ話をするべきだとか思っていましたが、正直なにも言えずにヘラヘラ笑うくらいなら前日の時限ドラマの話でも劇団の話でもなんでもした方が数億倍いいよ!!!!!!と今は心の底から思います。冷静になれば「折れたポッキーめっちゃ笑いました」とか「Wマスカットジャンケン大好きです」とか「メッセージリクエストのかっこよかったです」とかイベントに関することだけでも伝えたいことはいくらでも出てくるのに、あの時は何にも出てこなかったんですよね。本人を前にして話すことの大変さを痛感しました。なによりイベントを楽しめなかったと彼らを誤解させたらどうしようと考えました。こんな書き方をしてますが、イベント本編はもちろん、お見送りでお話できたこと自体はとても嬉しかったんですよ。せめて笑顔で立つことだけでも出来ていればと反省しました。

 

翌日の行脚当日。私の目標は「うまくしゃべれなくても、話すことを全部言えなくてもいいから、とにかく楽しんでいることが伝わるようにする」ことになりました。前日自己嫌悪で落ち込みつくして妹やいろんな人に背中を押してもらって、カンペを作って、元気の出る曲を聴いて会場に向かいました。結果は当日のツイッターでもさんざんつぶやき倒しましたが、目標に対してはなんとか及第点だったと思います。そして二人は最高にキラキラで素敵な対応をしてくれました。というよりも、彼らはいつもキラキラなんですよね。私が勝手に自分でハードルを上げて一喜一憂してただけで。本当に独り相撲もいいところだと思います。進行のランティスのお姉さんも言っていましたが、参加者の中には泣き出してしまう人もいるそうです。それならそれがきっと素直な反応で、下手に取り繕おうとするよりありのままの気持ちを見せる方がずっといいのかもしれません。……と思いつつもド!については私自身が彼らより年上なこともあるし、なにより彼らがファンをライバルだと言ってくれるからこそ負けられないって思ってしまうんですよね。これは接触時の対応に限った話じゃなくて、他のいろんなことを含めて私自身が彼らに「がんばってきた」と胸を張れるようになりたい気持ちがあるんだと思います。

 

私はもともと二次元のオタクで、三次元のオタクの勝手がわからなかったこともあって、接触系のイベントにはあまり参加してきませんでした。いざ参加してみたら周りの参加者の方も親切で、杞憂だったなって今は思います。もちろん参加する以上はそっちのマナーとかお作法とか知った方がいいことはたくさんあるけれど*3、でも事前の準備含めて楽しかったんですよね。洋服買ったり試験勉強したり美容院行ったり、別に普段だってやってることなんだけど、目的があるとやっぱりなんか違う。終わった今は今で、ふとした時に自分の手のひら見て「この前彼らと握手したんだなあ」なんて思い出してニヤニヤしたり、彼らがくれた言葉を思い出してニヤニヤしたりしています。すごくすごく楽しかったのでまた参加したいとも思うけど、この新鮮さを失いたくないな……という気持ちもあるんですよね。たぶん何回参加したところで彼らを身近に思うなんてことは絶対にないだろうけど、それでも彼らはまだまだ遠い存在でいてほしい。今のところはそれが自分とアイドルの適切な距離なんじゃないかなと思っています。そこを間違えない自信がないんですよね、自分を信頼していないので。……とか言いながら次が発表されたらホイホイ応募してるかもしれない。めんどくさいオタクだなって自分でも思います。

 

今回の行脚で複数回当選者が出てないと知るまでに名古屋観光する気満々になってしまったので、その気持ちはユメノコドウツアーの一宮チケットに化けました。来年のツアーが楽しみだな〜〜!!

*1:公式に記載があったわけではなくあくまで噂ですが

*2:名古屋は将熙くんと公ちゃんのあたっく組でした

*3:二次元もそれは同じだけど、三次元はファンの目+キャスト本人の目があるのでさらに

ウエアハウス@アトリエファンファーレ高円寺

ウエアハウス見てきました。怖い怖いと聞いていたんですが、本当に怖かった……

 

緊張感と違和感と居心地の悪さでとにかく濃密な一時間半でした。いい意味でとても長く感じたというか、怖いお化け屋敷でゴールを探す感覚に近いかな。正直まだ内容を何一つ嚙み砕けた気がしないんですが、何か書く前に他の方の感想を読んでしまうと上書きされてしまいそうなくらいに自信がないので覚え書程度に感想メモります。ネタバレもりもりなのでまだご覧になってない方はご注意ください。

 

興味があるけど迷ってる!って方はこちらの方の記事おすすめです。

tmmrrw.hatenablog.com

 

舞台は近々解体される予定の教会。エノモトがそこで暗誦サークルの練習をしていると、シタラという男が入ってくるところから物語は始まります。二人は他愛ない会話からお互いの話をしていくのだけど、その会話はところどころ嚙み合わない。噛み合わないというよりは、不気味な違和感を覚えさせる。当たり障りない言葉で無難な会話をしようとするエノモトと、そのエノモトの社交辞令や会話上の「盛り」を額面通りに受け取るシタラ。そして区役所職員のテヅカ。世渡り上手で口の上手いテヅカにしてやられてしまったエノモトは、テヅカが悪印象を持ったシタラに一時理解を示します。しかしシタラと話すうちにシタラの狂気に気付いたエノモトは……というような内容なんですが、あれ?こんな話だったっけ?と自分で書いていても思う。この話ってわかりやすい起承転結的な流れがないんですよね。最後の場面を除いて全体の流れがすごくフラットというか。

 

一回観ただけではとにかく何もわからない。暗誦の元ネタとかわかるとヒントになるんですかね?勉強不足で暗誦の元ネタもわからないし、円周率が合っているのかすらもわからなかった。合っているらしいけど、あそこで円周率が合っていなかったのに堂々と言ってのけたんだとしたらまたシタラというキャラクターが変わっていたのではなんて思うんですが。どうかな。

 

最初に暗がりの部屋にいたのはシタラですよね。何かを理解するためにはというようなことを言っていたような気がするけど自信がない。だとしたらシタラは自分を理解してくれる相手を探しているってことになるのかな。でももう一ひねりされていてもおかしくないし、そこはあえてそのストレートさがいいような気もするし。理解を求めていたんだとしたら自分に興味があるってエノモトに言われて嬉しいなあって返してたシタラめちゃくちゃかわいいなって話になる。でも理解を求めるあまり一般的には相手が聞きたいと思わない部分まで話しすぎてしまって、拒否られて、最後には自分を殺させるという手段に出てまで相手と関わろうとしたのにそれもかなわず一人絶望して出ていった……って解釈になってしまうがそれでいいのかって気になる。というのも、最後のエノモトがテヅカに英語で話しかける理由がさっぱりわからなくて。シタラは英語で話しかけるのは自分に興味を持ってくれているかを知るためだって言ってたっけ?だとしたらエノモトはテヅカに自分を都合よく利用するためのコマだと思っているのかを問いかけているとか。うーん、自分で書いていてピンとくるような来ないような。そもそもあの場面は当日なんですかね?後日だとは思うんですが、一回帰ってあの状態でまた教会に訪れるエノモトの心理状態がすごく気になります。

 

テヅカという役の配置が本当にすごいなと思うんですよ。いかにもこういう人いるいる!な感じで、すごく愛想のいい感じとか、会話のマウントの取り方とか、その場にいない一人を下げて他の人の共感を誘おうとする感じとか。いやらしいけどすごくわかるんですよね……たぶん一般的な人はエノモトとテヅカを足して二で割った感じなんじゃないかなとか思います。

 

最初はシタラは本当に犬を殺したのかとも思いましたが、さすがにそこまで仕込みをするようなキャラには見えないしあそこは本当に殺してるのかなあ。あるいは逃走中の通り魔がシタラっていう可能性もあるんですかね。それはさすがにないかな。出版関係っていってたからあの舞台は神保町付近?千代田区と練馬区ってそんなに遠いですかね……郊外民からすればすぐ近くに思えてしまうけど、電車乗らなければそこそこの距離はあるかな。どうだろう。でも作中もそれらしい場面あったけど、たとえ通り魔じゃなくてもシタラみたいなのに住所握られてるってめちゃくちゃ怖い。

 

自分で言うのもなんですがわからないしか書いてませんね……でも面白かったんですよ。一時間心臓を握られてる感じで怖かったですけど!鈴木勝秀さんの演出初めて見たんですが、ほかの作品もこういうテイストなのかな。すごく興味がわきました。


追記

テヅカが神経質にスマホの画面を拭くところ、印象的だった。あとシタラがスマホを持っていないって答えた後のエノモトとテヅカの反応の対比が興味深い。


ドリフェス!ファンミーティング03@日本青年館

ドリフェス!ファンミ03に行ってきました。三公演ある中、私が参加したのは18日昼・夜の二公演です。今回はライブ・録画配信があったので見ている人も多かったと思いますが、今回もまためちゃくちゃ楽しかったです。

 

私がドリフェス!プロジェクトで特に気に入っている部分に「関係者がプロジェクトに対しての愛情をファンの目に見える形で見せてくれる」というのがあるんですが、今回もそれが随所に感じられたのがやっぱり一番嬉しいな~とにこにこしてしまいました。ライブTをメンバーがデザインしてくれたり、配信番組担当の方が会場でオンラインチケットの売り子をしていたり、アニメ監督がコラボ店まで行ってくれたりとか。どこまで仕事のうちと判断するかは微妙なところかもしれないけれど、中の人が好き好きって言ってくれる作品は私も好きです。

 

大まかな流れは01、02と同じで芝居パート~バラエティパート~ライブパートという感じ。今回はオープニングの映像から気合が入ってて、そこそこの長さのあるアニメ映像のコラ?MAD的なやつ?に合わせてイベント向きの音声を新録していました。なんか既視感あると思ったら、ハンサムのやつでこんなの見た!な感じでした。これからの定番になるのかなこれ。圭吾くんの「顔はやめてくれ!」に笑ってしまった、ほんとだよ。

 

お芝居パートはDF運動会に向けて準備する面々というプロローグ的な感じ。ほんとユニフォームありがとう…!!!ってなりました。そーまくんのサッカーユニフォームもおっちゃ~すなかおるくんの野球ユニフォームも謎の新種目モナカーのユニフォームも最高にかわいかったです。ファンミのいっちゃんいつも全力でボケ倒していて不安になるけど、DearDreamとしてのリアルタイムの彼ら(アプリ側)はファン向けのところしか見られていないわけで、実はこんな感じなのかもしれない…とか思ったりするようなしないような。個人的には終盤の締めのところのかなちゃんの「脱線するところは脱線する!」の謎の間が気になります。あといっちゃんの「安心してふざけられるんですよ!」に純哉くんが「いつき、いいこと言う~!」ってなるところ。そんなにいいことか?と流されやすい純哉くんが心配になる。他にもウラブーインスパイアと思われる赤石白石パネルやらフライングして書いた103枚の読書感想文を投げ捨てる慎くん、やたらと勇人に尽くす傾向の発言をする圭吾くんと見どころたくさんです。まだまだライブ配信あるので見てない人はぜひ見てほしい。昼の部の芝居パート後に「へいらっしゃいは和菓子じゃなくて寿司屋ですよね」って突っ込んだ白石さん大好きです。

 

バラエティーパートは客席を巻き込んだ運動会。17日は一つ目が違ったようなんですが、18日は昼夜とも風船割りゲームと借り物競争でした。このコーナー前にくじ引きで2/2/3のチームに分かれるんですが、それがまた神の采配か!という出来でして。18昼はあたっくペア、白黒、トラシグで18夜は同級生コンビ、緑黒、赤紫金の組み合わせでした。昼の組み合わせすごすぎるでしょ~!それで咄嗟にトラシグゴーアヘッドをやってくれる三人がすごい。あたっくペアに黄色い声を上げまくってしまったんですが、サービス精神が旺盛な二人だからルール説明の時点でお手本お手本って二人で抱き合っててびっくりしたしありがとう……腐ってるつもりはないけど顔のいい人が絡むのを見るのは好き。風船割ってる間もすごく面白かったけど機敏な動きで次々割っていく姿に思わずガン見してしまった。あとこれは白黒ペアと夜の緑黒にも思ったんだけど、たぶんどのペアも無自覚に先輩が風船拾いの立ち位置にされてる。競技自体は腹筋同士でぶつかればいいけど身長差があると低い方が胸でやる羽目になるのか、痛がってる人は結構痛がってましね、株ちゃんとか。18昼のトラシグはなぜか3人でやるって強行しておしくらまんじゅうみたいになってたけど当然一つも割れずに風船をラフランスみたいな形に変えただけだった。

借り物競争はね、ルールを考えた人がすごい。昼夜2階席でしかも夜は通路より後ろだったんだけど、指定されたお題のものを観客から借りてきてゲットできるポイントが2階だと倍になるっていうんでなんだかんだ半分近くのメンバーが2階に来てたような。席が通路の二列後ろでドア側だったものだから一メートルくらい前をキャストがどんどん通り過ぎてびっくりしたしすごく楽しかった~。キャスト側もすぐに見つかるようなお題でもゆっくり時間をかけて客席回ってくれていたのでそういうコーナーなんでしょうね。17夜はかなりトンデモなお題が出ていたようですが、18日は比較的大人しめだったかな。美容器具とかびっくりしたけどちゃんと見つかっていて驚いた。

 

ライブパートは17夜と18夜が同じで、18昼は数曲変わってました。私は運よく両パターン観ることができたけど、18昼を見ていなかったら血の涙を流していたかもしれない……とまではいかなくても同様の人は多そうなので同じパターンが大阪配信回に来るのでは?と勝手に予想しています。

Aパターン→ドリグリ、ユメノコドウ、メビレ、F2F、ベスパ、シャッフルサクラレター、AfS、FYS

Bパターン→ドリグリ、ユメノコドウ、あな瞳、F2F、ベスパ、シャッフルユレル、AfS、あり花

で、合ってるかな?Aが17夜・18夜でBが18昼なんですが、何が爆弾だったかってWまさきであなたの瞳に踊らせてをやったことですよ。初出しで誰も想像してなかったし、ステージに二人しかいないのにイントロ流れた瞬間にほとんどの人がその場で死を予感したと思いますし始まったら死にました。本当にかっこよかった。

シャッフルサクラレターはもうアプリで音源が一部聞けるけれど、二人の声の相性いいなって毎回思います。二人で踊る時の振りも最高なんで見てない人は配信を見てください。シャッフルユレルは株ちゃんのユレル自体はハンサムで見てるはずなんですが、今回なんでかすごく踊りが印象的だったんですよね。キレキレというかパキパキという感じの…固めの動きなんですよね。動きが固いという意味ではなく、振りはしっかり入っての固さで、私は結構好きなタイプの動きなんです。ちょっと一回だと自分の目に自信が持てないので大阪の配信でもやってください。ちなみにその後のMCでそーまくんが嬉しそうに「俺二人曲って初めてなんですよ!だからすごく嬉しくて!しかもその相手が株さんで!」とか言ってる姿がかわいくて私も嬉しくてにこにこしてしまった。

あとドリカ演出はファンミ行くくらい好きならライト買って参加しといた方がいいと思います。中に挿すドリカは3枚500円のパック買ってもいいし、こだわりがなければ入場時にキャンブロR慎くんもらえるので。アプリのレベルが70超えていればキャンブロRいっちゃんももらえるし、物販で配信チケット買えばキャンブロR純哉くんももらえますよ。ここまで来たら物販のCDコーナーでユメノコドウも買いましょう、キャンブロRかなちゃん入っています。チヅは12月発売のCD収録予定なのでチヅがほしい人はドリカパックを買ってください。

 

余談ですがまさきくんのダンスの好きなところは柔軟性とメリハリです。ストラボのハンサムのダンス練習風景とか見るとわかりやすいんですが、メインの動きを大きく見せるために他の部分の動きを控えめにしてるように見えるんですよね。あと動作の一つ一つの動きがなめらかで、振りの一つ一つの間に違和感が少ない。今回連れてった子にライブ前にそれを伝えるのを忘れて大失敗したのでここに書いときます。素人目線なんでえらそうなことはいえませんが、メリハリ部分に関しては特に見てほしいです。

 

長々書いたけど、本当にめちゃくちゃ楽しいイベントでした。全パートでスクリーンもしっかり使っていてくれたので、後ろの席や2階席でもしっかり見られましたし。まあしいて言うならキャストブロマイドは上限30とかにしとけってことくらいかな。通販予定だそうなので、アスマさんならハンサム系のCDまでに出してくれると送料的な意味で助かるな~とか思ってます。

ネタバレしまくっていてあれですが、まだまだ大阪公演間に合うのでみんな配信見ましょう!私はあな瞳が来ると信じて、単発チケは東京の録画に回して、大阪用に見放題チケット買うことにします。AでもBでもないパターンが来るかもしれないし、もしかしてもしかしたらいつ純の鳥籠か白黒のメビレが見れちゃうかもしれない。あと東京3公演で毎回新情報出してきてさらにイベント終わった数日後にまた新情報出してきちゃう公式くんなので、大阪でもどんな爆弾落とされるかと思うと今からすごく楽しみ。30夜の発表はファーストライブの円盤発表と祈って週末を待ちます。

あんステ~Judge of Knights~@シアター1010

ジャッジメント見てきました。前々作のTYMがあまり好みでなかった上に今回は推しユニットfineも出番は少なさそうなので……と期待値低めで見に行ったんですが、結果的にはすごく楽しかった!面白かった!面白かったら円盤買えばいいやと思って開演前予約台スルーしたくせに幕間に予約台に駆け込むくらいには夢中になりました。

 

前回同様「ここでライブいる!?」と思わされる場面は多々ありましたが、まあそれがあんステといえなくもないのかも。とはいえfineのライブシーンは相変わらずよかったです。終わシンはもちろんのことNeo Sanctuaryまでやったのには驚きでしたが。Neo Sanctuaryは絶対にメインストの対トリスタ戦で歌ってほしかったのでここでやってしまっていいのかちょっと不安が残ります。歌は安定してると思うし、豊くんのあの固めのダンスも弓弦みあって好きなんですよね。裕月くんはTYMの時よりもさらに生き生きしていた気がしました。シンシャイの客降りで真ん中通路をお客さんとタッチしながら下手から上手に駆け抜け、そのまま壁沿い通路を最後列まで行って一番後ろのお客さんともタッチしてからダッシュでステージに戻った裕月くんに私プレゼンツ15日ソワレファンサ賞をあげたい。あまりに急いで戻ったせいか途中でハットが取れかけちゃって、後半のダンスずっとハットを押さえながら踊ってたのかわいかったし、曲後に前山くんに「それどうしたの?」って感じで指さされてたのもかわいかった。

 

ライブシーンは紅月もよかった。紅月も毎回いいんですけど、今回は今まで樋口くんのみだった刀を三人全員が持って踊ります。よく考えてみれば曲冒頭から腰に差してたのにサビで刀を抜くまで全然気が付かなかったの、自分の観察力のなさがよくわかります。Rabbitsはとにかくかわいい。夏目くんしゃべり声はかわいいのに歌になると声がイケメンになるのも声優準拠なのか?と思った。大崎くんはなずなの噛み噛みしゃべりがよく再現出来てたと思う。あとナイキラ衣装がとてもよく似合ってた。宮崎くんもすごく友也くんだったし、シンシャイの時とか渉とちょいちょい絡んでいて見ていて面白かったですね。圭登くんは一人でつなぐシーンもあったし紅茶部ともユニットとも絡みがあって楽しかったな。ライブ中はどうしても圭登くん見てしまうんですよね、かわいい。個人的にはユニット衣装のトップスは常に腹チラする丈よりも踊ったり手を挙げたときにチラッとのぞくくらいの方がいいよ!と思った。

 

Knightsは想像以上にみんなKnightsだった!って推しユニでもないのにいうのもどうかと思いますが。パフォーマンスは荒牧くん最高にかっこよかったな……パフォーマンス以外のところでも、あまり動きがないシーンできれいすぎて遠目にはマネキンのように見えました(もちろん悪い意味ではなく)。ステKnightsでは一番背が高いのかな?大きい男好きです。北川くんはかさくんのあのルー大柴口調がすごく上手でした。上手すぎて途中ちょっと訛ってるように聞こえたのがかわいかった。最後の名乗りのシーンめちゃくちゃかっこいいので、担当の人にはぜひ見てほしい。橋本くんのレオもほんとレオ。スタジオ中に作曲メモしちゃうところとか全身でやっててレオの変人さがよく出てたし、かと思うと真面目な声で痛いところをついてくるところはレオのとらえどころのなさが感じられてよかった。カテコでうっちゅ~のポーズしてくれたのかわいかったな。ジャッジメント衣装みんな似合っていたけど個人的な好みにより北村くんと荒牧くん特にサイコーでした。かさくんのマントがちゃんと他の人より長くなってたのもマント好きとしては大満足でした。

 

ストーリーはジャッジメントを中心に小ネタでロビンフッドやら追憶も混ぜてる感じでした。冒頭で瀬名さんが「れおくん」とか言い出したからびっくりした。他にもちょいちょい他のイベストガチャスト読んでるとなお楽しめる部分があったような気もするけど、記憶が定かでない。円盤をお楽しみに。

 

あと印象的だったところを箇条書きで。

弓道部の場面、弓道着姿の三人の中一人だけ体の厚みが違う豊くんに大喜びしてしまった。

・ナイトキラーズという名前を英智が誇らしげに言う度にエコーがかかる。そしてダサいという凛月と大将。

・しののん「紅茶を落っことしちゃうと、怒っちゃ~うぞ」という話の紅茶部のシーンでポットを持ったまま転ぶ。英智「おこっちゃ~うぞ♡」

・レオがナイキラの面子を探すためにfineの練習に押しかけるシーン。誘われると思ってソワソワしているが結局選ばれなかった渉。

 

個人的にはらびっつ一年生組とお姉ちゃんの絡みのシーン、光くんとお姉ちゃんに少しでも陸上部らしいセリフがほしかったなと。「嵐ちゃん先輩」「光ちゃん」すらなかったので、原作知らない人には初対面に見えただろうなあ。紅茶部と弓道部はがっつり場面があったので余計に残念に感じてしまいました。アドちゃん先輩も揃ってからのお楽しみということかもしれませんが。

 

とはいえあんステジャッジメントめっちゃ楽しかったのでこれから行く人は(読んでないと思うけど)お楽しみに。ライビュも場所によってはチケット残っているようなので検討の余地ありですよ。

 

来年前半にはメインスト完結編が見たいです。

URA!URA!Booost@紀伊国屋サザンシアターその2

千穐楽お疲れさまでした。前回の感想から1回増やして結局2回見ました。記憶力がないので変わっているのか最初からそうだったのか区別がつかないけど、少し間を置くと色々な発見があるな~と感じた。

 

最後にテツオに学ランを届ける(おそらく現応援団長の)そうまくんが22期だった気がするのでテツオ達12期は32歳なんだろうけど、それを前提に見ると彼らの状況にぐっとリアリティを感じる気がするんですよね。32歳で「こんなに尽くしたと思っていた」会社をクビになり婚約者を失うテツオの絶望とか、ある程度経験を積んだだろう会社を辞めて故郷の熊本に帰ったコウイチロウの決心の重さとか。告別式の再会での発言を見るにセイジの結婚の際にはみんな集合してなさそうだし、なんかこう、卒業して時間が経って少しずつ連絡する頻度が落ちてきてる感じが伝わるんですよね。ダイスケは頻繁に各自に連絡を取ってたかもしれないけど、全員で集まったりしていることはほとんどなさそうな印象。

 

そういえばテツオは挙式する予定だったみたいだけど、そこに援団の同期を呼ぶ予定はなかったのかな。チエちゃんががチア部の長尾さんと同一人物なら、チエちゃんもチア部のメンバーとか呼びそうなのにな~。呼ぶ予定あるなら三か月前なら打診してるだろうし連絡先がわからないってことにはならなさそうだからマジで呼ぶ予定なかったのかも。ダイスケのことがなかったらこの先一生会わなかったかもしれなかったら、ラストの告別式の集合ってすごく特別なものに感じる。テツオも通夜に向かった時点では同期にダイスケの訃報を伝えるつもりなかったみたいだしなあ。

 

最後に全員でキタコ気エールやってる中袴姿のダイスケが下りてくるシーンで、健太さんが愛おしそうに皆を見回しながら下りてくる時のやわらかな表情がすごく好き。テツオも降りてきたダイスケとは直接に触れたりせずに目を合わせるだけで位置交代した気がするんだけど、あそこも「ダイスケが一緒に応援しに来る」って信じてた感じがしてすごくぐっと来るんですよね。実際はダイスケの棺に向かって皆がエールを送ってるんだろうけど、気持ちの中では皆ダイスケと一緒にエールを送ってたんだろうなって。ダイスケ、病院で皆でキタコ気やりたいって言ってたもんね。

 

なんかお話自体に関してはまだまだ考えられそうな気もするけど、いかんせん後は記憶が劣化するのみな感じがするので早く円盤出てほしい……舞台上のすべてを把握したいので舞台全景おさめた資料映像的なアレもほしい。

 

続きは自分のための箇条書き。

・サトシ近況報告でセイジが移動するタイミングでメガネをかけてた

・コウイチロウの連絡ミスでダイスケとコウイチロウが喧嘩になるところ。怒って暴れるソウタを後ろから羽交い絞めにして止めるセイジ→泣くソウタを抱きしめるセイジ→二人でダイスケとコウイチロウの喧嘩を止める流れに加わる

・ユタカの近況。初日は警察に捕まってなかった気がする

・ソウタのうさぎ跳び、階段を使わずに上の段に飛び乗るのめちゃくちゃすごい。

・チア部との合同練習直前、体育座りのまま小さく喜びをアピるサトシと瞑想するソウタ

 

眠すぎて時間切れ……思い出したら追加する。

URA!URA!Booost@紀伊国屋サザンシアター

劇団プレステージの舞台をやっと生で見られました。DVDで「Have a good time?」は見ていたけれど、生で見るのは初めてだったのでとにかくまず見られたことに感動してしまった。チケット三回分おさえて、今日で二回目を見てきたところ。初回はとにかく人の流れを追うので精いっぱいだったけど、今日はなんとなく話の受け取り方が分かった気がしました。以下ネタバレのため注意。

 

 

 

今井さん演じるテツオは上司のミスを押し付けられて会社をクビになり、それがもとで婚約者のチエとも別れることになり、人生がどうでもよくなっていた。追い打ちをかけるように学生時代に応援団の同期で団長だったダイスケが亡くなり、いままで自分を力づけてくれていた彼の通夜でテツオはダイスケの声を聴く。

 

…という感じのストーリーで、話自体はテツオとダイスケ(幽霊ではなく、テツオの中にいるダイスケと自称している)の会話を軸に彼らの応援団時代を振り返っていく流れになってる。新入生として応援団に入って、先輩の理不尽なしごきを受けて、何度も辞めたいと思って、それでも辞めずに最上級生になって最後の応援をするところまで。正直言うと一回目は応援がテーマなのもわかるし話の流れも理解できるけど、この舞台のキモがなんだかよくわからなかった。でも二回目を見て、これはテツオが自分がどうしようもないくらいどん底にいる自分を奮い立たせる話であり(ダイスケの言にもあったように)、同時に観客がエールをもらう話なんだなと理解した。何度も繰り返される応援も少し首をひねってしまうような団訓も、これが劇団から観客へのエールなんだなと。ハグティのアンサーってこういうことなのか!と一人ガッテンしてしまった気持ち。見終わった後はとにかくめちゃくちゃな熱量をぶつけられてぼーっとしてしまうしなんなら頭が痛くなります(笑) 個人的にはマチソワは観覧する体力も演者側の体力(+喉)も大変そう……今日の土曜が初一日二回なんですよね。みなさん喉休めてくださいね。

 

そしてここからはまさきくんの話をするんですが、彼の役どころはテツオと同期の応援団員のひとり。サトシという名前なんですが、とにかく影が薄く、忘れられがちで、空気のようだといわれてしまうような立ち位置。そのサトシという名前も本編中に一体何回出たか……というくらい。そんなキャラなので舞台上にいる時間の割にはセリフもそう多くないんですが、その分彼の細かい演技がすごく見えてですね。入学したての頃のへっぴり腰の演技とか、こっそり人数を数える様子とか、おどおどびくびくしている様子がすごくいい。個人的に見せ場だと思っているのは、最上級生になった時のダイスケの団長を譲ってもいいという発言に言い返すところと、告別式のシーンで加藤さんのセリフを遮っちゃうところ。この二つは最初からのサトシのキャラクターがあって初めて活かされる場面なのでサトシというキャラクターの見どころだと思ってます。特にダイスケに言い返すところは、その手前のシーンで小さく手に力を入れてるように見えるんですよ。みんながワイワイしてるところも少し離れて見てたりして。考えれば考えるほど、サトシはなんで応援団に入ったんだ?って疑問が膨らむわけなんだけども(笑)

 

あと演舞……演舞ほんと最高にかっこいいです。まさきくんの演舞ばっかり見てるのでまさきくんの演舞のことしか書けませんが、本当にかっこいい。キレがいい!と言いたいけど隣がゆじろさんでゆじろさんもキレキレだから目が足りないんですよ。あと合いの手のやつは絶対健太さんにも目がいっちゃうし、なんなら株ちゃんが団旗を客席に触れないぎりぎりで振ってるのもすげーって目が奪われる。あれ最前のひと実際どのくらい近いんですかね?教えて最前席のひと。

最後、今井さんが団長役やる時の名乗り(?)も泣けるし、その今井さんに学ラン渡しに来るたぶん現団長のそーまくんが何を言っているのかわからないってのも泣けるし、エールを送ってるとは袴姿の健太さんがゆっくり降りてくるのも泣ける。初回は色々舞台の上で起こってることを追いかけるのに必死で、二回目すとんと落ちた瞬間に色々泣けてきてしまった。今思えばそりゃ泣かされるよこんな話って感じなんですよね……。

 

とりあえず思いつくことをつらつらと書いてみたけど、あと一回チケット残ってるので今はそれが楽しみで仕方ないです。四日目ですでに初日と演出変わってるところいくつかあったので(チエちゃんに投げ飛ばされる前に抱き合ってるところとか、王様の命令は撤回!のところとか)、最後までにどれだけ変わるのか今から楽しみ。残念ながら私が持っているのは最終日のチケットではないけれど、ぜひ円盤が出てくれるといいなと思いつつ、これからもエールの交換を続けたいなと思うのでした。