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に、したい人のつぶやき

全国行脚に参加した話

11/12の全国行脚横浜会場に参加してきました。この記事はイベント前後の自分の精神状態まとめみたいなもので100%自分のことしか書いていないので、レポ的なものを期待して読むのはお勧めしません。

 

ドリフェスプロジェクトにおける全国行脚とは、キャストが全国各地を巡って行ういわゆる握手会です。一回目は壮馬くんを中心に、二回目はDearDreamで、そして三回目となる今回はDearDream&KUROFUNEのキャスト全員が参加しています。数人で各会場に出向き、ファンと握手&トークをするというイベントです。会場も毎回バラバラで、前回の関東はサイエンスホールでラジオの公開収録も兼ねて実施しましたが、今回は新宿・町田・横浜の三会場で従来通りの握手会という形になりました。他のメンバーのイベントと微妙に日程をかぶらせて応募者をばらけさせつつ、かつ複数会場で当選はなし*1という力の入れよう。そのおかげか、私も今回初めて参加することができました。

 

私が参加した横浜会場の担当は、赤の天宮奏くんこと壮馬くんと緑の片桐いつきくんこと将熙くん。将熙くん推しなので横浜と名古屋*2に振り分けて応募し、結果横浜に当選しました。当選が通知されたのは開催日の二週間前の水曜日だったんですが、真っ先にキャストと話す内容について心配しました。これは行脚初参加者あるあるだと思うんですけど、ネットに上がってる行脚レポって皆さん驚くほどしっかり会話してるんですよね……。気になってたことを聞いてくれたり、上手くボケとツッコミを展開してたり。そういうイメージがあったので正直かなり焦りました。私は悪目立ちしないように他のファンに溶け込みたい派。とにかく内にも外にもマイナスの印象を与えないように、日頃の感謝をこめつつ丁寧でさわやかな会話を展開しようと思った私が考えたのが原付免許を取ることでした。もちろんちゃんと理由がありまして! そもそも私は運転免許もパスポートも持っておらず、かつ住基カードマイナンバーカードに移行済みというランティス系イベントにおける完全弱者だったんです。要項には保険証と年金手帳とかの合わせ技でもいいと書いてありますが、推しに会うイベントに年金手帳を見せて入るのはいささかテンションが上がらない。それなら壮馬くんも夏に取ったとラジオで話していた原付免許を取れば、話のネタにもなるし身分証明書問題も解決して一石二鳥じゃん!と考え、その場で教本ポチりました。後から考えるとこの時点で相当舞い上がってるとわかるんですが、結果として二週間の勉強と有休一日を代償に無事免許を取得することができたのでこの判断も悪くはなかったんじゃないかと思っています。

 

行脚に備えて人並みに見えるよう美容院に行き、服を買い、前日のチヅBDイベントをおおいに楽しんだ私に事件が起きました。BDイベントの初回11日昼のイベント終了直後、スタッフさんからキャストのお見送りがある旨のアナウンスが入ったのです。キャストというのは土曜の出演者の紫の沢村千弦くんこと郁くんと前述の将熙くんのW-MaSKatのお二人です。イベント後の高揚感でふわふわしていた私は、ハイタッチくらいのものだろうと思っていたこともあって「ありがとうございます」か「楽しかったです」が言えればいいな、などと気楽に考えていました。郁くん手作りのディスプレイを撮影しながら、ふと列がなかなか進まないことに気が付いた私は隣のお姉さんに「列進みませんね…」「これ話してるんじゃないですか…?」「お話できるんですか?すごいなあ」とこの時点でもまだ何の緊張感もない会話をしていたことを覚えています。会場出入り口のすぐそばまで来て、自分の身に迫る現実を知ったのはその数分後でした。扉のすぐ外で机越しに一人一人と楽しそうに会話している2人が見えました。(これテレビで見たことある感じのやつだ~! あっあっ本当にそこにいる〜〜かわいい〜〜かっこいい〜〜色白い〜〜背が高い〜〜おっきい〜〜やだ死ぬほどかっこいい……死ぬ……)とか考えていました。めちゃくちゃ近いし、将熙くん手前だし、なんかみんなすごく慣れた様子で会話してる。これはもしかしてヤバいのでは!? 焦りまくる中スタッフさんに案内され机の前へ進んで。……結果としては大惨敗でした。かろうじて「ありがとうございます」「楽しかったです」は言えたものの、完全に時間を余らせ、気を遣って向こうから話しかけてもらう始末。なんという不甲斐なさ。こういうイベントの時ってちゃんとイベントの内容やタイトルに絡んだ話をするべきだとか思っていましたが、正直なにも言えずにヘラヘラ笑うくらいなら前日の時限ドラマの話でも劇団の話でもなんでもした方が数億倍いいよ!!!!!!と今は心の底から思います。冷静になれば「折れたポッキーめっちゃ笑いました」とか「Wマスカットジャンケン大好きです」とか「メッセージリクエストのかっこよかったです」とかイベントに関することだけでも伝えたいことはいくらでも出てくるのに、あの時は何にも出てこなかったんですよね。本人を前にして話すことの大変さを痛感しました。なによりイベントを楽しめなかったと彼らを誤解させたらどうしようと考えました。こんな書き方をしてますが、イベント本編はもちろん、お見送りでお話できたこと自体はとても嬉しかったんですよ。せめて笑顔で立つことだけでも出来ていればと反省しました。

 

翌日の行脚当日。私の目標は「うまくしゃべれなくても、話すことを全部言えなくてもいいから、とにかく楽しんでいることが伝わるようにする」ことになりました。前日自己嫌悪で落ち込みつくして妹やいろんな人に背中を押してもらって、カンペを作って、元気の出る曲を聴いて会場に向かいました。結果は当日のツイッターでもさんざんつぶやき倒しましたが、目標に対してはなんとか及第点だったと思います。そして二人は最高にキラキラで素敵な対応をしてくれました。というよりも、彼らはいつもキラキラなんですよね。私が勝手に自分でハードルを上げて一喜一憂してただけで。本当に独り相撲もいいところだと思います。進行のランティスのお姉さんも言っていましたが、参加者の中には泣き出してしまう人もいるそうです。それならそれがきっと素直な反応で、下手に取り繕おうとするよりありのままの気持ちを見せる方がずっといいのかもしれません。……と思いつつもド!については私自身が彼らより年上なこともあるし、なにより彼らがファンをライバルだと言ってくれるからこそ負けられないって思ってしまうんですよね。これは接触時の対応に限った話じゃなくて、他のいろんなことを含めて私自身が彼らに「がんばってきた」と胸を張れるようになりたい気持ちがあるんだと思います。

 

私はもともと二次元のオタクで、三次元のオタクの勝手がわからなかったこともあって、接触系のイベントにはあまり参加してきませんでした。いざ参加してみたら周りの参加者の方も親切で、杞憂だったなって今は思います。もちろん参加する以上はそっちのマナーとかお作法とか知った方がいいことはたくさんあるけれど*3、でも事前の準備含めて楽しかったんですよね。洋服買ったり試験勉強したり美容院行ったり、別に普段だってやってることなんだけど、目的があるとやっぱりなんか違う。終わった今は今で、ふとした時に自分の手のひら見て「この前彼らと握手したんだなあ」なんて思い出してニヤニヤしたり、彼らがくれた言葉を思い出してニヤニヤしたりしています。すごくすごく楽しかったのでまた参加したいとも思うけど、この新鮮さを失いたくないな……という気持ちもあるんですよね。たぶん何回参加したところで彼らを身近に思うなんてことは絶対にないだろうけど、それでも彼らはまだまだ遠い存在でいてほしい。今のところはそれが自分とアイドルの適切な距離なんじゃないかなと思っています。そこを間違えない自信がないんですよね、自分を信頼していないので。……とか言いながら次が発表されたらホイホイ応募してるかもしれない。めんどくさいオタクだなって自分でも思います。

 

今回の行脚で複数回当選者が出てないと知るまでに名古屋観光する気満々になってしまったので、その気持ちはユメノコドウツアーの一宮チケットに化けました。来年のツアーが楽しみだな〜〜!!

*1:公式に記載があったわけではなくあくまで噂ですが

*2:名古屋は将熙くんと公ちゃんのあたっく組でした

*3:二次元もそれは同じだけど、三次元はファンの目+キャスト本人の目があるのでさらに