人生楽しいことばかり

に、したい人のつぶやき

武道館と和解した話

あんなに遠くに思えた武道館まであと一週間を切ってしまった。いまだに現実感がないし、たぶんこのまま当日を迎えるんだろうなと漠然と思ってる。思えば先々月のアニサマ当日もそんなこと言ってた。3月5日の私に武道館一週間前になっても複数店舗でコラボやってて新グッズも出てW-MaSKatの二人はコラボ店舗回ってくれてそしてドリフェス!ラジオは終わりましたよって言ったら信じてくれるかな。

 

 

っていうくだりを書いて二週間放置していました。

 

 

これは私だけではないと思うんですけど、ずっと武道館をプロジェクトの一区切りの象徴のように感じていたんですよね。ライブは楽しみだけど、これで終わってしまうなら武道館ライブは来ないでほしいって言ってた。それどころか武道館だけではなく各コラボだってどうせ武道館に向けてでしょって思ってたし、ドリフェス!ラジオでお当番制ソロ回が来たときも終わりを想像させて嫌だった。武道館で「ドリフェスくんやっぱりやめへんで~」って言ってくれたらいいなって心の底ではめちゃくちゃ思ってた(実際にそんなのやったらそれはそれで文句言ってたとは思うけど)。

 

今にして思えば武道館は実感ないというよりわざと考えないようにしてたんだなと思う。一ヶ月前くらいからお花の手配とかぬい服作りとか宿の手配とか前日物販の段取りとかやって気を紛らわせていたので、ほんとに直前になってやることだいたい終わった頃には妙にソワソワして落ち着かなくて居心地悪かった。あれはきっと逃避先がなくなった不安だったんだろうなあ、と今更ながら。

 

とにかく3月5日以降のすべてはプロジェクト終了のために動いてて、それが武道館で成立してしまうって思い込んでいて、それが怖かったんですよね。

 

mdpr.jp

最後のあいさつは上のモデルプレスさんの記事にほぼ全文載っています。

結論からいうと彼らの言葉で、私は自分の思い込みに気付かされたわけで。武道館は彼らのド!活の延長線上にあるもので、たまたまここで活動が一区切りするだけで、すべてが今日のため(終わるため)にあったわけじゃないんだなってなんとなく思えました。そう信じられるだけのパワーをもらえたという感じかも。ここはニュアンスで雰囲気で解釈の話です。

 

私は緑担当の太田将熙くんと片桐いつきくんを特に応援しているんですが、彼が言った「ファイナルだから与えられた武道館ではなく、みんなで勝ち取った武道館だ」という言葉がすごく嬉しかったんですよね。

彼はユメノコドウツアーの北九州公演で「また」と言った後に少し間をおいて「音楽を届けます」と言ったことがあって。私は「会いに来ます」という言葉を飲み込んで言い換えたんだと勝手に解釈しているんですが。一宮公演ではドリフェスのオーディションに向かう時のことを振り返って「おじいちゃんになってもDearDreamでいたい」と話してくれて、ツアーファイナルの横浜公演では目の前のファンだけでなくかつて応援してくれていた人や最近知ってくれた人すべてに感謝を述べていました。

彼らがそれを知らされてから3月5日までの間、彼だけでなく7人がどれだけの言葉を飲み込んで話してくれていたのかと思うと胸がずっしり重くなる。武道館ライブはないかもしれなかったと壮馬くんが言って、ああやっぱりそうだったんだと思うと同時に、こうしてみんなの言葉を直接聞ける機会のありがたさを噛み締めた。

 

武道館発表直後から横浜で終わりだったかもしれないって話はそこかしこで噂されてた。壮馬くんの話してくれた通り、ライブをやるのが大変だというのはわかってる。でもだからといって終わってから「実は横浜が最後でした」なんて言われたらたぶん許せなかったし、それは私が応援してきたドリフェスプロジェクトじゃないって散々喚き散らしたりしてた。だから横浜で終わったかもしれないなんて話死んでも聞きたくないって思っていたし、それが武道館に歩み寄れない一因にもなっていたんだと思う。

 

でも結局横浜では終わらず武道館ライブをやってくれたし、武道館はゴールではなかったし、そして武道館でちゃんと7人の話を聞けて、14人の声を聴けて、諸々受け入れられなかった気持ちがほとんど昇華してしまって、本当に遅いけど武道館ライブがあってよかったって気持ちになれた。

 

武道館すごく楽しかった。私もドリフェスにたくさんのものをもらったし勝ちは疑ってないし何も失ってはいないかもしれないけど、いまはとりあえずドリフェスくん不在の穴が大きすぎてどうやっても埋められる気がしません。Tomorrow's songのダンス最高すぎてあと三億回見たい。

 

深夜の公式くんのツイートにびっくりした。こういうことあまりしない公式くんなので。 ファンのエールにいつも「届いてるよ」「受け取ったよ」「見てるよ」「知ってるよ」って返してくれるドリフェスくんが大好き。

 

12月1日はAAAでDearDreamとしてではなく俳優として武道館に立つ5人を見るし、来年は三浦大知くんの武道館2daysにも行きます。武道館、これからまだまだ行く機会はあるだろうけど、しばらくは行く度にドリフェスくんのことを思い出してしまうだろうな。これからも仲良くしてくれよな。

ディペンデントデイ~7人の依存症~@CBGK

一年ぶりかつ自分としては2回目の劇プレ本公演。前回よりも劇団のことを多少なりともわかったせいもあるかもしれないけど、とにかくすごく楽しかった。5回分取って多いかなって思ったけど実際は全然足りなかった。残ってるチケットあと1回分だけなので寂しいけどすごく楽しみでもある。最後の観劇前にと勢いで書いてしまったのでおかしいところがだいぶありそうな気がする……

 

 

 

以下ネタバレです。

 

 

 

ハイスピードアクション依存症コメディってなんじゃそらって思ったけど、見てなんとなく納得。とにかくテンポよく進んでいくのと、ダレを感じさせる場面がなかったのが個人的に好きでした。かといって見せ場がないわけでもなくて、全体的にメリハリが効いている印象でした。 

 

OPがオーバーリングって感想見てなるほど~って思ってたら、なんとなくアスターアスター父の関係と遊星くんと野村の関係が重なった気がした。OP、依存症チームが布を張ってた方で合ってるかな。薄暗いのと着込んでいるので半分くらいどこに誰がいるのか自信がない。まさきくん本編のアクションはコンビニ拳法なのでここのハイキック毎回見てしまう。小池さんとペアで机を片付けているので他もバトルのペアなのかなって思ってたけど、園田さんは岩田さんと戦ってるからそれはないか……?思い出してたらOPの時系列よくわからなくなってしまった。

 

よくわからないといえば本編中の時間経過もちょっと気になってる。校歌は9時と21時に流れるらしいので、朝9時前から夜21時過ぎの話ってことだよね。夜の校歌の少し後に川崎さんが「ちょうど一時間だな!」と言うので、どうやら野村のもとから脱出してから一時間しか経っていないらしい。まずそこにちょっと驚く。帰ってきた川崎さんと大地くんと会った時、光代さんが懐中電灯を持っていたし20時過ぎでもおかしくないのかな。みれいちゃんもお風呂入ってたしそういう時間なのかな。街灯もないだろう隔離された島で真っ暗闇の中特殊部隊100人に襲い掛かるハルク想像したら泣きそう。

時間の参考になるものって、サファイア便二時間以内が目薬と優星くん発注で最低2回と、野村の船での移動中に池山が「あと30分ほど」とか話してたのと、タバコが切れて広澤ハルクが発動するまでに二時間弱ってくらい?ハルクって一回発動したらタバコ与えるまでずっとハルクなのかな。川崎さんと広澤さんが一度施設を出るの、サファイア便のことを考えると18時くらいがギリギリ?サファイア便サイズ上限があるし一回で送れるかなとかも考えたけど別にグラス交換制の飲み放題じゃないんだから同時に二間注文すればいい話だな。話が逸れた。

 

ディペンデント達の勝利条件が野村大臣の汚職の証拠を見つけることっていうの、個人的にはすごーくいいと思う。コメディだしこだわっているわけではないけど、やっぱりあんまり都合よく勝利してしまうと興覚めしてしまうので、結果的に彼らの最大の攻撃は時間稼ぎだったっていう展開はとても好きです。土橋も池山も油断したせいで負けてるわけだし、野村も最初から本気を出していれば優星くんが証拠を見つける前に皆殺しに出来たもんね。「ディペンデントを舐めていた」って発言すごく納得出来るし、野村の立場からのコメントとしてきれいにおさまってる。

 

ここから各キャラごとの感想。キャラの感想と役者さんの感想が混ざってしまった。

 

大地くん@株ちゃん。ド頭の亮ちゃんとの回想からコートのフードをかぶって現代に戻るシーン、顔つきがガラって変わるの好き。他の方の感想で知ったんだけど、9時の校歌の決めポーズで最後に申し訳程度に手を開いてるのすごくかわいい。大地くん他の人の話もちゃんと聞いてるし、コンビニクイズにも参加してくれるし、ちゃんと話せばわかる子だよね。押しに弱そう。新聞に載っちゃうくらい空手が強いのに土橋から逃げる時は噛みついちゃうんだな~。だからこそ意表をつけたんだろうけど。回想のボーリング話の時のおっぱい風船好きだったけど、二日目に亮ちゃんが風船割る時のペン先を大地くんの手に当てちゃったせいか風船自体なくなってしまったので少し残念。怪我しないのが一番なので当然だけど、ダイナマイトバディ大地くんかわいかったのでストラボの振り返りとかで写真だけでも見せてほしい。覚醒前野村を倒すときの「これは亮ちゃんの分、これも亮ちゃんの分、そしてこれは亮ちゃんの分」のブレなさがすごい。

 

飯田くん@岩田さん。稽古場キャスで主役にも依存症役にも名前が上がらないと思ってたらすごくいい役でびっくりした。飯田くん、健気で応援したくなる子だなあ。同じ施設での疑似兄弟関係なのに、飯田くん→大地くんと大地くん→亮ちゃんを比べると、大地くんの依存のヤバさがとても際立つ。リーダーって呼ぶ時は敬語使ってるのも真面目で好き。あんなに大地くんのことを大切に思ってるのに、大地くんは飯田くんの言葉で亮ちゃんを思い出してやっと飯田くんの気持ちに気付くという……大地くんらしいけど、飯田くんが少し不憫。でも亡くなった人には勝てないだろうなあ。OPの飯田くんと池山のアクションシーンが今回のアクションシーンで一番好きです。ノートPCにベルトつけて動くところとか背中踏み台にして机に登るところとか。あとは今回の髪型がすごく好きなのと、負傷した足に包帯巻くために後半ズボンのすそまくってるのがすごく好き。

 

笘篠さん@まさきくん。空間に架空のコンビニエンスストアを作り出してそこでエアアルバイトをするって時点でなかなかの意味不明さなんですけど、何より怖いな~と思うのが、笘篠さんってエアバイトしてる時も他の人の話しっかり聞いてるんですよね。たまに手を止めて話してる人の方見てたりする。ちゃんと会話に参加してるのに、突然宅配便受付始めたりストックにジュースの補充しに行くの怖くないですか? 静かに狂ってる。朝の校歌の時もなんか一人だけ振付多いなって思ったら、それもエアバイトだったし。ダンス得意だから振付増えてるのかなとかちょっと考えてしまった!悔しい。序盤で4人が大地くんと飯田くんに拘束された後に「いらっしゃいませ~」って戻ってくるところがすごく好きです。必死で防犯用カラーボール探してるけど閉鎖された島の中で犯人にカラーボール当てても意味ないよね誰も逃げないし。「やめてよ~」って顔をしつつ年下の優星くんに遊ばれるのを許してるところとか、コンビニクイズはノリノリでやっちゃうところとか、倒れた飯田くんに駆け寄るところを見るに優しい子なんだなと思いました。優星くんの指示があるとはいえ、キラキラモードの野村に向かっていくのは笘篠さんのかっこいいところです! あと光代さんが飯田くんにせどりを教えるシーン、後ろでひとり唐揚げを揚げているのが面白かった。あそこは最初から最後まで見ていてほしいところ。いや今回どの役もそんなところばっかりなんで、目が14セット要ります。

 

優星くん@そーまくん。ゲームの話してて盛り上がりすぎて一通りしゃべってから我に返って「すっげー引いてる」って言っちゃうのも、あの言い方もすごく好き。意味なくウケる~とか言いそう。セミナー中のカブトムシとクワガタの握手の後とか、笘篠さんで遊んだ後とかに両手の指をぴらぴらさせるウェ~イみたいな動きするのも好き(あの動きに名前があったら知りたい)。基本他人(おそらく年上?)には敬語で話すのとてもかわいい、育ちがよさそう。物販で脳汁ドバドバのところ好きですって伝えたら、あんまりウケてないですよねって言ってたけどあそこウケるところじゃないと思ってたのでびっくりした。そのあとの目つき怖いの流れもあるからあれはじわじわ面白くてドッとくるシーンではない印象だったので……どうなんだろう。わからないけど私は大好きです。椅子に飛び乗るというか、椅子の上にしゃがむシーンが多いので、バランス崩して落ちやしないかとヒヤヒヤした。戦術家なのはお父さん譲りかもしれない、もしかしたら優星くんが二世議員になる未来もあったのかなとか思うとちょっと楽しい想像できそうでニヤニヤしてしまう。父との思い出のせいで自分では判断できないけど大地くんが決断したら躊躇せず実行しちゃうところも好き。「完全勝利!」って声を上げるところは100%レジェンドゲーム依存症って感じ。6sを言い当てるところとか、ガチなのかボケてるのかわからないところが彼の魅力だと思います。

 

光代さん@卓也さん。すごく素敵なお母さん!! 飯田くんに接する姿が特に印象的だった。池山とのバトルかっこよかったけど、防弾エプロンだけで前線出るの無茶過ぎる(でもみれいちゃんはバスタオル一枚で三人の前に出てるんだけど。)。きっと他にも防弾加工されてたんだと信じたい。野村を取り囲む時に防弾エプロンを盾がわりにしてたのがかわいかった。バトル頭の「あなたの相手は(眼鏡をはずして)私!」と、寝てしまった池山の頭を撫でて「いい夢見てね」って言うのどっちも素敵すぎる。これはギャップ萌えの方です。競取りって価値を知られず埋もれているものを見つけ出してくるイメージだったのでそんなに悪い印象なかったけどフリマサイト内なら確かにただの転売だな~(笑)旦那さんにそえぎの森に入れられたってことは離婚されてるわけではないんだろうし、ランドセル売るってことは子供もそう大きくないんだろうから早く退所して家族の元に帰ってあげてください。

 

川崎さん@坂田さん。ちょいちょい入れてくるコミカルな動きが面白くて目が離せなくなってしまう。競馬でもパチンコでもなく競艇ってところ、すごくそれっぽくてわかる。なんとなく話の流れ的にギャンブル弱そうな印象だったんだけど、会社のお金120万横領してすぐ返せてるのがちょっと不思議。倍率が低いところには賭けないって言ってるのに万舟券20年当ててないんだからたぶんほとんど当ててないよね? 横領したけど使っちゃう前にばれちゃったパターンなのかな。そんな川崎さんを解雇せずに施設に入れる会社寛大だなあ……と思っていた。そもそもみんなの入所費はどこ持ちなんだ。○○に入れられたって言い方してるからそこが負担してるのかと勝手に思っていたけど。野村に一度捕まって大事なレースがあるから解放してほしいって言った後に、自問自答するように「レース、か……」ってつぶやくところがすごく好き。逃げてきた大地くんにその心境を吐露したところ、彼らの依存症についてのすごく大事な部分なような気がするのでもう少しちゃんと考えをまとめたいところ。

 

みれいちゃん@まなるさん。どこかでかわいいところを見せたいって話してた気がするけど、本当に文句なしにかわいかった! あのワンピースも似合うし足がとにかくきれいで足ばっかり見ちゃう。あの音楽が流れるとみれいちゃんが主役になっちゃうの本当に面白い。隔離されるくらい重度の依存症ってのも意味が分からなさすぎるし、最初の登場で一通りやった後の川崎さんの「言っておくけどこれ終わらねえぞ」ってセリフに苦労がにじみ出てる。大地くんと飯田くんの間のところ、最初は「大地は後ろから、タカシは前から」だったのに途中からナイフを奪い取って自殺未遂みたいな流れに変わってた(笑) 大地くんもあんなに簡単にナイフ奪われちゃだめでしょ。美女と野獣もシャワーシーンも彼シャツも、みれいちゃんのシーンはとにかくみれいちゃんが主役なんだけど、特にドスケベ細目クソジジイは反則すぎる(笑) キラキラモードの野村に向かって行って跳ね返されるところ、あれステージから落ちないのか少し心配になる。最後大地くんが野村に語り掛けるシーン、みれいちゃんきっと状況何もわからないだろうにじっと大地くんを見つめてる様子がすごくみれいちゃんだな~~って思った。

 

広澤さん@原田さん/ハルク@ヒデさん。そもそも依存症更生施設の職員が依存症ってどうなんだと思う。こういう施設って新規に職員採用されるのかな。よくよく考えれば職員がアロハっていうのもなんだか面白い、沖縄の役所みたい。大地くんに拘束を解かれた後にすぐ置きタバコを探しに行くところかわいい。でもそこは光代さんがハルクに与えるために使っちゃったんだよな。でもその後土橋にアイ!されたときには二箱隠し持ってるんだからすごいと思う。みれいちゃん登場前くらいから辛そうな顔したり気を紛らわそうとしてるの細かくて楽しい。ハルクに変わったときはめちゃくちゃ笑ったし、静岡往復で忙しかったヒデさんが「通しだけ参加すればいい」とか言われてたの思い出してにこにこしてしまった。ハルクの存在感すごい。さすが食道を使う声。美女と野獣のシーン、照明の位置?色?でハルクのサイズ変わったように見えてすごいなって思う。階段飛び降りたりが多いので怪我しないでーって思いながら見てる。OPのりーくんもそうだけど、舞台前に階段がないから二人ともステージに飛び乗ってるらしくて(?)大変だなあと思った。ハルクの高野さん人形への攻撃が見る度過激になっていくので笑ってしまう。最初は丸めるだけだったのに後半倒れこんだり投げてから膝で折ったりしてた。あと高野にハルクを報告しに来る部下が原田さんなのちょっと楽しい。カテコで上手下手に同じボロボロのアロハ着た原田さんとヒデさんいるのつい両方確認しちゃうし、ボロボロじゃないアロハと計3着あのアロハあるんだなって思うと面白い。

 

野村大臣@章太郎さん。刀を持つ姿がとってもかっこいい。大地VS野村って赤いスポットで照らされる時に、刀をチャっと回すところ最高。やっていることは結構えぐいんだよね。不正献金と秘書の殺人と息子含む目撃者8名の殺人未遂。最後観念して大地くんに任せるけど、あれも優星くんの言葉を聞いてではなく、証拠が見つかってしまったことに対する反応なんだろうなあ。理解の及ばない悪役が好きなので。大地くんの話がどこまで野村に伝わったかは要審議だな~。そんな簡単に更生する相手であってほしくない気持ちもある。キラキラモードに覚醒する前に低いところから聞こえてくるような声で笑うところ好き。自分を貶めようとするのは自分より劣った人間ばかり、という言葉が印象的だった。キラキラ前は服の下にあの衣装仕込んだ状態で殺陣やってたんだなあ、なんか身動きとりにくそうだけど、そうならないようにうまく作ってあるんだろうなあ。すごい。

 

池山@園田さん。スーツ似合いすぎ銃を構える姿がかっこよすぎ指先が空いた手袋えっちすぎます。最初に土橋とそえぎの森を襲撃した時、土橋が戦ってる間に椅子に腰かけて長い脚を組んで悠然とその様子を眺めている姿が絵になりすぎてびっくりした。あと野村に刀を渡すところも土橋にマウントしててヨッ!第一秘書!って気持ちになる。それでも野村には捨て駒扱いされかけてそうなところがかわいそう。あと光代さんのバズーカでビビってる時の表情がめちゃくちゃかわいい。

 

土橋@小池さん。お抱え暗殺者って設定といかにもな口調とあの衣装のうさん臭さが最高に似合ってる~!! どういう経緯で野村の元に来たのか気になるし、そもそもそえぎの森の島ってそえぎの森しかないと思ってたんだけど(船に乗って脱出しないとコンビニ一つないらしいし)、野村と池山が来るのと別ルートで島に向かってますって何ルートなんだろう。たぶん特殊部隊の船とかしかないと思うんだけど、特殊部隊に堂々と混じれる立場なのかもわからないしこっそり乗ってたらそれはそれで面白すぎる。渋ラジで小池さんの殺陣の動きの話をしていたのでそこも注意して観たいところ。

 

高野@髙頭さん。高野は特殊部隊を率いてるだけで特殊部隊ではないんだよね、そもそも野村のもとに犯行予告メールを知らせに来るような立場だし。それなのにあのスーツ来て舞台率いちゃうのすごいな。一番印象的なのは覚醒前野村のもとに来て、ハルクにやられるシーンなんだけど、毎回「ごめんなさい…」が大好きで身構えてしまう。その後に出てくる高野人形、顔がついてるらしいけどまだしっかり確認できてないので是非見たいところ。5分前の警備員服、大臣室のスーツ、特殊部隊の黒衣装どれもかっこいいけどやっぱり特殊部隊の黒衣装が一番好き。

 

亮ちゃん@風間さん。野村と池山が割と序盤から悪役だったせいか、この二人と亮ちゃんが並んでるところが全然想像できない。土橋が殺して池山が揉み消すってテンプレがあるくらいなのに亮ちゃんにそれを隠し通せてたのもすごいし、野村はその状態の亮ちゃんをよくそんなに近くに置いてたな…ゆくゆくは仲間に抱き込むつもりだったのかな。大地に訊ねられた「俺なんて」って言うなの理由に「俺が悲しいから」ってストレートに返すところが好き。施設の弟たちの希望になりたくて、人生をもっと楽しんでほしいと願っていた亮ちゃんは天国で大地くんをどんな気持ちで見ていたんだろう。自分のことはいいから楽しく生きてくれと思ったかな。でも政治家を目指していた亮ちゃんなら野村のような人間が総理になる危険性に気付いていただろうし、食い止めてくれとまでは思わなくても心安らかにはいられなかったんじゃないかな。亮ちゃんは帰ってこないけど彼の名誉が守られることはきっと施設の弟たちにもいい影響があるんじゃないかな、犯罪を犯して自殺した人の実家みたいな扱いをされていたかもしれないし。

 

校歌がすごく好きなので音源が欲しい。ポンコツ過ぎて朝と夜の校歌が同じ曲だって気付くまでにめちゃくちゃ時間がかかってしまった。

 

youtu.be

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2018年上半期まとめ

色々なところで見かけるので私も今年の上半期を総括。

ライブ8回、舞台22回、イベント4回。自分比ではすごく多い。半券の束の厚みがすでに去年を超えている。これだけ行って一度も「行かなきゃよかった」と思っていないのが我ながらすごいと思う。自分の性格の面倒さは自分が一番よく知っているので……

去年から舞台を観るようになって、よくわからないままに気になったものを見ているけど、なんだかんだ楽しさがわかってきたような。とにかく知らないことが多すぎるので、後から同じ役者さんだったと気付くようなこともあってそれも楽しい。最近だとスノホワのチカちゃんを熱海殺人事件ですでに見ていたってのがかなりびっくりだった。

 

趣味以外でも今年の目標はあって、断捨離・PC入れ替え・プロジェクター購入がそれだったんだけど、すべて上半期に片付いてしまった。下半期の目標をあらためて設定しようとしているんだけど、性格的に終わりのないことは続かないので悩んでいる。迷っているのは自動車の免許。言うまでもなくドライブツイートに影響されているのだけれど、いざ免許を取ってドライブしたいかといわれるとそうでもない……ような…… 身分証目的なら去年原付の免許を取っているので、余計に悩むところ。

HOME〜いつか帰るよ、僕だけのHOME〜@紀伊國屋ホール

郁くんの舞台は気になるけどキャストの多さに迷ってチケット予約せずにいた作品。グッズの発売タイミング*1や流れもあってふらっと当日券で見てきました。当日券はくじで買う順番を決めて、1番から順に席を買っていく方式。といっても選べるのはS席かA席かくらいで、選んだ方からお姉さんが毎回丁寧に順番を入れ替えてランダムにチケットを渡してくれるというやり方。S席の当日券は出る時と出ないときがあるようだけど、ちょうど私が行った回はS席が残っていたようで、おそらくどのくらい位置が違うと尋ねただろうお客さんにお姉さんが「最前列か最後列かです!」って言い切っていたのが面白かった。あいにく私の番には売り切れてしまっていたけれど、残ってたら2000円高くてもS席にしただろうな! フォロワーさんに聞いたらチケットもDVD付きとかいろんな種類があったそうで、次の機会があればその辺も考慮してチケット押さえようと思った。

 

2015年にソニー・ミュージック主催の若手俳優集団
劇団番町ボーイズ☆」が上演した
『HOME〜魔女とブリキの勇者たち〜』をリメイク。
大人気アーティスト清水翔太のデビュー曲「HOME」を題材とし、
彼の学生時代〜楽曲ができるまでの実話を原案に、
彼のリアルな想いをストーリーに織り交ぜ舞台化。

公式(STAGE | 劇団TEAM-ODAC)より引用。幼い頃の経験が元で他人を信じることが出来なくなっていた翔太が、音楽学校で半強制的に組まされたグループをきっかけに他人を信頼することを覚え、新しい場所に旅立っていくまでの話。

翔太のそばにはいつも子供時代の彼自身(ショータ)がいて、翔太が他人に興味を持ったり近付こうとした時には決まって子供の彼がそれを引き留める。彼は幼い頃の経験の象徴で、トラウマで、彼が彼自身にかけた呪いのメタファーなんだろうな。この演出がすごく好きで、口数の多くない翔太が仲間をどう思っているのかがわかりやすかった。台詞がなくてもセットのどこかで、あるいは翔太の隣で、まるで監視するかのように佇むショータの姿がすごく印象的だった。あとたぶんこの子役くんがダンスするところが作中に二回あるんだけど、一回目は気付いたのがパフォーマンスの終盤で悔しかった… 二回目は意識して見ることが出来て満足した。

メインは翔太と翔太のグループ「SUGER」のメンバーなんだけど、それ以外のメンバーにもスポットが当たる場面が多くて見応えがあったし、スクールを舞台にした群像劇的な印象だった。上演時間二時間半くらいあった割に長さは感じなかったけど、紀伊国屋ホールなので尻はちゃんと時間を感じていたし死にました。時間を感じなかったのは作中にダンスのシーンが多かったのもあるかもしれないなあ。ライブだと推しを見ていることが多いので郁くんのダンスをここまで見続けたのはもしかしたら初めてかもしれない……と思いながら見た。郁くんのダンスってすごく勢いがあってかつエモーショナルなのでステージ上ですごく映えると思ってる。*2 振り付けも彼のスタイルに合っているのかも。あと恵美奈と真夏の曲がすごーく好みでした!R&Bっぽいやつ!あれは音源ほしいと思った。

翔太がグループを抜けるといった時のメンバーの反応が様々だったのが個人的に好きなところで、最初からソロでやりたいって話していたはずなのにいつのまにかみんなそのことを忘れていたんだなってところに距離の変化を感じて嬉しかった。怒る子もいれば納得できないなりに認める子もいて、特に翔太自身もコントロールできていない言葉の選び間違いを理解した上で受け止めてくれるシュンはめちゃくちゃかっこよかった。アンリ、シュンを振ってる場合じゃないよ~~逃した魚は大きいよ~~と後々思った。納得できないトモが階段を一段飛ばしで駆け上がっていくのも好きだし、その足の長さに驚いた。

長い割に全体通して冗長と思えるシーンがなかったのも好印象。最後SUGERのメンバーと一緒にマサが来た時ちょっと驚いたんだけど、マサは音楽学校に入ってSUGERのメンバーになった……わけではないよね? マサは歌がうまいって伏線(?)もあったのでそこだけ少し気になってる。

 

やっぱり一回目は話を追うのに夢中になってしまうので、見逃したところとかちゃんと整理して二回目に臨みたいとか思ってしまうなあ。予定ないなりに来てみた自分の判断と当券チャレンジに勝てた運とレポ落としてくれた方々に大感謝!

*1:ユメノコドウビジュアルのアクリルスタンド

*2:素人感想です

僕を狂わす三億円@恵比寿エコー劇場

Ameba FRESHで昨年10月から番組をやってる6人の舞台。4月から番組の脚本・監督を担当されているう大さんの脚本・演出ということで、一体どんな舞台になるんだろう……と不安もありつつ、4月からの番組の傾向を見る限り割と好きなタイプかもしれないと期待もしつつ楽しみにしてた。

結論からいえばすごく楽しかった。会話を中心に話が進んでいくのでテンポの良さがわりと重要だと思うんだけど、ぽんぽんぽんっと進んでいくので見ていてとても気持ちがいい。ところどころ笑いどころもあるし、台詞の中に説明臭さを感じないのも好き。途中ハラハラするシーンはありつつも最後はハッピーエンドな雰囲気に流されて終わってしまって、後になって「これ内容自体はとてもタイトル通りにブラックなんじゃない?」と気付かされる”してやられた感”もうまい。かなり満足してしまった。

 

あらすじ。

平凡なサラリーマン春男は毎年宝くじを買ってはバスケ部時代の仲間4人と当選の確認をしている。ハズレを引くことで厄払いをしていると言いながらも、ある日本当に三億円を当ててしまう。三億円の重さや居合わせた友人達からのプレッシャーに悩む春男はついに自殺する。葬式の場で春男の弟洋介が4人に見せた遺書には「4人にはがっかりした」という言葉があり、それぞれが春男と最後に会った時のことを語り始める。

 

 

そもそもの話。自分のお葬式をあげて親しい友人の反応を見るって相当ブラック。趣味が悪い。とにかく回想の中で「いい人」部分が強調されていた春男がこんなことをするには吹っ切れたって言葉だけでは弱い。文字通り「三億円に狂わされた」んだなあと思った。 

そして自分と春男しか知らない話を告白する面々。嫌われたくない等の理由で伏せたり脚色したりはするものの、それをしたとわかる形でするところがかわいらしい。よくいえば学生時代の仲間同士らしい少年ぽさを感じるし、お話としてのファンタジーさも感じる。結論を知ってから見ると、彼らが「自分しか知らないこと」として話す内容は全部袖で春男が聞いているわけで、少しでも自分に都合よく変えたことがあれば全部バレてしまうのってゾッとする。そういう意味では各人を取り巻く状況として一応ハッピーエンドの枠内に収まったものの、春男自身狂わされてしまったんだなあと裏オチ的なものを感じなくもない。

 

春男

三億当ててしまった普通のサラリーマン。長島や大西を怒らせてしまった時、まず謝る言葉が出てくるのが印象深かった。優しい性格なんだろうなあと想像させる場面が随所にあるだけに最後のブラックなオチが結構響く。

 

横村

今回のキャラクターの中ではある意味で一番ピュアで幼稚よくいえば素直。春男との会話で暗黙の負け犬同盟組んでたろ!というセリフは私の胸にも刺さった。私もそういう同盟勝手に組みがち。よこむーってあだ名がかわいい。回想中の片足上げる座り方、目が奪われる。入りの愚か者の税金の時は誰にも話聞いてもらえてなかったのに謎の説得力があるといわれるよこむー。チャンネル登録よろしく!のところがそれっぽくてうわ~~って思う(ユーチューバー見たことないけど)。あと「春男だったら気付いてましたよ!」のくだりが好き。

 

雄太

後輩キャラ続いてるな…と思ったけど、今回のは後輩み薄いというか、立場上先輩を立ててはいるものの、彼らに負けてるとは思ってない気の強さを感じるキャラだった。初日に春男が花を出してくれた話好き。早朝の歌舞伎町の公園の回想シーンのくたびれっぷりが好き。他の人の回想を見ている間の足を組んでいる姿、とにかく足が長い。ちょいちょい話を盛ってしまうのはホストの職業病みたいなもの?なのかと。非実在妹には笑ったけど。

 

安達

たぶんひとりだけ結婚してて奥さんと子供を溺愛してるのすごーーくわかる。かわいい。元ヤン感ちゃんと出てるから安心していい。髪を後ろで結んでるのすごく好き。タコ焼きの味の違いに気づいてくれる春男の話をするところ好き。「俺、そういう男よ?」のセリフが大大大好き。

 

長島

今井さんとう大さんの卓也さんの使い方の違いについてめちゃくちゃ話したくなる。どちらもすごく好きです。彼のピントがずれてる感じってお金持ちキャラならではの感覚の違いとしてピックアップされることが多いように感じた。最後に家業の経営が苦しいことをバスケ部仲間に告白した時、雄太に対して「年下がいたからつらかった」って台詞に背筋が凍った。これを言ってしまえるキャラクター性、強すぎる。

 

洋介

あまりに目が離せないのは彼の顔が綺麗なせいかと思って見ていたんだけど違った(いや違ってはいないけど)。表情が抜群によかったんだと他の方の感想を見ていて気が付いた。魅力ある表情がたくさんあるんだろうけど私は彼の真顔がすごく好きで、この舞台はその需要とがっつりハマってくれるので嬉しい。会話の端々から役者志望の洋介が春男の部屋に転がり込んでいるだろうことが想像できるけれど、そこまで賭けられる夢と独特の神様理論(?)で堂々と生きている弟の存在は春男には自慢でありコンプレックスでもあったのかもしれない。

 

最後のモノローグの「みんなにもらった五千万」が好き。単純に長島にお金を貸すのではなく、一度春男が手放すと決めたお金を仲間たちが春男のために集め直してくれるところに価値がある。春男の金をせびる流れになっていたメンバーが最後には逆の流れになってるの、ストーリーとしてきれいにまとまっていてとても気持ちがいい。

でもやっぱりお葬式ドッキリ及び嘘を吐いたら即死する告白タイムは怖い。「いくらでも嘘つけるだろ!」「みんなの話した内容を信じるよ」みたいな会話があったような気もするけど、この辺もどっちに受け止めるか判断に悩む。

 

あと回想中にそれを外から眺めてるメンバーの真剣な表情がめちゃくちゃ好きです。ちょっと訝しむような顔つきがね……とてもいい……。あそこもガン見してたら色々発見できそうな気がするんですが、全員をガン見するのはきっと難易度が高い。

 

とりあえず整理するための覚書。また思い出すことあったら随時追記します。

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4/28 追記

回想の合間の横村の「誰かが嘘をついてるかもしれないだろ」というセリフが大好きなんだけど、よこむー、あの中では「みんなが感じている不安を口にする」立ち位置の人なのかもと思った。雄太が「妙な説得力あるんですから~」というのも、つまりはみんな心のどこかで同じことを考えてたんでしょ?という仕掛けを感じさせる。件の台詞、作中では安達の「それでも俺は信じる」という言葉の前に引いてしまうけど、あの相反する二人の気持ちがバスケ部四人の中にあって、それを四人そして観客に明示するための流れなのかな~と考えたりする。フレッシュでう大さんがちらっと言った「五人の中の派閥」という言葉がすごーく引っかかってるのでここ掘り下げて考えたら絶対楽しそうでしょ!と思ってる。

閉店拒否@シアターサンモール

閉店拒否見てきました。ドタバタコメディで笑わせながらも最後で泣かせ……というよりもオタクの胸をぐさぐさ刺してくる。なんかタイミング的なものもあって色々考えてしまった。 千穐楽終わったので更新しました。 

 

閉店したい店員VS帰りたくない客って、いったいどんな導入でそんな状況になるのかと思っていたんだけど、わりとすんなりスッと違和感なくその流れに入ったの感心した。そんなに暇なら岡ちゃんワンオペで大丈夫なんじゃない?守さん先に帰りなよって思うんだけどそれはダメなんでしょうね。なんだヤクザ店長結構ホワイトじゃん!と思うなどした。最初のうちは店員側も客側も正攻法かつ穏便にことを進めようとしているんだけど、中盤の「強気で」と円陣を組むあたりから段々手段を選ばなくなるのが楽しかった。営業中の飲み屋に出前ピザとか絶対だめでしょって思うし、そのピザの配達員まで帰れないメンバーに加わってるし、ツッコミどころはたくさんあるのにテンポよく進行していくので見ている方もついつい気持ちよく流されてしまう。剣持さんはそんなにみんなに気前よく奢るならタクシー呼んで帰りなよって思うし、有坂さんも営業中の店がここだけなら普通に見つかるのでは?って思うし、赤荻さんの仲間はじゃあどこで待機してんのさって思うし。赤荻さんにこの店がスーパーから一番近いのかって聞かれた時に違うって言えばいいのに、正直にはいって答えちゃうところが岡ちゃんだよなあ……

 

16日のアフタートークで舞台上の食事はみんな本当に食べていると聞いたので、後半は特に注目して見ていていたんだけど、これ客役推しの人は推しが食事してるシーンをたくさん見られて最高なのでは…!? 当方石賀くんをガン見していましたが、ヤンキー役でふんぞり返ってピザを食べていたので服の上にパラパラ欠片が落ちて、それを拾って食べている姿にめちゃくちゃテンションが上がりました。中澤さんのバッグを投げるシーンの手前では食べかけのピザを置いて指先を拭いていて、あ~こうやってスタンバイしているんだなあと密かに感動した。次の流れのためにさりげなく動いてるところを見られたのが興味深くて面白かったし、そういう意味ではソファの位置を戻す様子とかも面白かった。ちなみにチューハイは氷結っぽい氷点だった。

 

いじりが苦手なので中澤さんへの当たりが強いのはちょっと気持ちがハラハラした部分。唯一帰れるメンバーの時は冷たく、停電騒ぎ以降は態度を一変させるとかでもよかったのでは。そもそも森山くんが普通に帰れるのでそれも少しおかしくはなるかもなんだけど。いじられも一つのキャラ立てになってるところあるから難しいな~と思うけれど、容姿いじりとかは少し胸が痛んでしまった。全体的にハッピーな舞台なのでそういう部分が徹底してくれてもよかったかな~と。希望です。

 

最後に守さんが帰りたかった理由を告白するシーン。好きなアニメキャラの生誕祭をするためと話して面々にドン引かれるんだけど、それに対して「引かれるのはわかっていたから言いたくなかった」「これは僕にとっては死ぬほど大切なことなんです」という守さんの叫びがオタクの胸に刺さりまくる……。 それに対して剣持さんも自分の帰れない本当の理由を明かして、「何が大切かは自分が決めればいい」という締めに持っていくんだけど、その時に守さんが口にする生きがいという言葉が、今の自分の状況にすごくハマってしまって、相乗効果的なアレですごくしんどくなってしまった。生きがいってもっと重くて厳格で簡単には口に出せないようなイメージがあったけど、そんなことないんだなとちょっと心が軽くなった気もした。

 

話は守さんを中心に進んでいくし、自分自身がオタクなのもあって、どうしても最後は守さんかわいそう……という気持ちになってしまうんだけど、あらためて見ると守さんも客側の帰れない理由に対して「どうでもいい」を連発してるんだよね。客側もすべてを正直に話していないメンバーもいるけれど、それぞれにそれぞれの大切な事情を抱えていて、だからお互いがお互いの事情の大切さを理解しなかったっていう図式になるの話としてすごく上手いな!と思った。メインテーマがきれいにおさまる話は気持ちいい。

 

ただ、オタクなので、初回こそ気にならなかったけれど、二回目以降は守さんの告白シーンで客席で起こる笑いがだんだんしんどくなってしまった。これは私の受け取り方の問題だし、毎回初回の人の方が多いだろうから当たり前だしもちろん責める意図はまったくないんだけど。初回観劇時の自分を含めあの場面でくすりとでも笑ってしまった人は、あの瞬間に守さんを取り巻く一人としてお話の中に組み込まれているのでは……といまさらながらに思ったりした。守さんを取り巻くマジョリティという舞台装置的な意味合いで。なのでそれに混じっても守さんの告白に刺されるし、混じらなくてもマジョリティに刺される。

 

 

そして岡ちゃんに対する感想。

将熙くん演じる岡ちゃんはちょっとチャラくて素直で、コンプレックスだったホクロを褒めてくれた守さんをとても慕っている男の子。守さんとの付き合いも長そうだし、日頃の習慣というくらいだからバーの仕事もそこそこ長くやっているんだろうなあと推測。尊敬する守さんに12時までに帰りたいから閉店すると言われて協力することに。

閉店するために注文を取るなと言われているのに日頃の習慣でついついオーダーを受けてしまったり、お客さんに接客態度に百点を付けられてウキウキでカウンターに戻ってガッツポーズ決めたり、守さんが優勢に立った時はハイタッチして一緒に喜んだりと、とにかくかわいくて無邪気。ちょっと重めの年下わんこ系な感じに加えて、橋本くんとの身長差(ウィキペディアで見たら8cm差でした)がすごくいい。

「閉店したい」という守さんと、「閉店させない」という客側とに比べて、岡ちゃんには強い動機がない。守さんの役に立ちたいから「閉店したい」側に属してはいるけれど、守さんが暴走した時(配電盤ぶっ壊した時とか、中澤さんを締め出そうとした時)はむしろ諫めていることが多いし、守さんに直接「無理ですよ、もう諦めましょうよ」って言ってしまうこともある。思い返してみれば岡ちゃんが能動的に閉店に向けて動いたのって、いちばん最初に井上さんの卓を荒っぽく片付けた時と、終盤の殺人犯の真似をした時の二回だけなのかも。

そういう印象もあって岡ちゃんの表情に注視していたんだけど、岡ちゃん、基本的に守さんを見てるんだよね。わかりやすく物事が起きたときはそれに反応するんだけど、判断に困るような場合はまず守さんを見てる。逆に守さんがいない時は諦めたような顔で客チームを見ているし、守さんがバックに下がると「どうするんだよこの状況……」とか呟いちゃう。岡ちゃんの比重はとにかく守さんに偏ってるんだなあと思った。つまり自分のコンプレックスを救ってくれた守さんこそが岡ちゃんにとっての「大切なもの」なのかもしれない。それなら守さんに対してやたらと重い描写も納得できる気がするし、後述する終盤の反応にも納得できる気がした。

で、そんな岡ちゃんの終盤のリリカ教官の話に対するリアクションについて、なかなか解釈がまとまらずにいた。だって岡ちゃんは守さんの大切なものそのものには興味はなくて、そのために閉店したいという守さんを手助けできるかどうかとか、守さんがそのことを自分に話してくれるかどうかという、あくまで小道具的な興味しかないと思っていたから。それがどんなにくだらない理由だろうと、守さんが大切なものであれば怒ったりはしないと思っていた。だけど「そんな理由だったんですか、俺殴られたんですよ!」と守さんを強く責めているし、その後の守さんの理由聞いて泣いてるんですよね。公演期間後半ほどそこは強調されていたように感じた。

なので、理由の内容如何ではなく、岡ちゃんにはリリカ教官の誕生日が守さんにとってどれだけ大切なものなのかが理解できなかったのかなと。そして自分が理解できないものをとても大切にする守さんを受け入れられなかったのかな。それなら「そんな理由」と責めるのも理解でき……るかなあ。守さんの話を聞いて、守さんがそれをどれほど大切にしているかを知って、守さんの大切なものを否定してしまったことを後悔して泣いてしまうのかな……難しい。守さんに枷を外してもらう時の「なんか、すみません」の「なんか」にすごく気持ちがこもっている気がして印象的だった。言葉にまとめられない岡ちゃんの気持ちの詰まった「なんか」って気がするので。

 

気を取り直して岡ちゃんかわいいポイント羅列

・守さんが頭を下げると必ず一拍おいて自分も後に続くところ。終盤の守さんが生誕祭の音頭を取る前にあらためて皆さんに頭を下げるところで、守さんの後ろで小さく会釈みたいな頭の下げ方するのもよかった。ちなみにその後最後のお客さんが来て追い返されるところ、店員二人は真ん中で顔見合わせて笑ってるんですよね。その前の「もう閉店です!」の笑顔も最高にいい笑顔なのでみんなに見てほしいし円盤にも視認できるようにおさめてほしい。

・トイレから出てきた客チームに取り押さえられるところ、寸前で包丁を左手に持ち帰るところが結構気になるんだけど、あれは剣持さんが取りやすくするためですよねたぶん。傷つけないように利き手じゃない方に持ち替えたのなら、岡ちゃんいい子〜〜!ってなる。

・殺人犯の振りするところ。包丁持ってダンス的な動きをするのも好きだし(土曜マチネだったか、ターンしてたの好きだった)、取り押さえられた後もしばらく演技続けてたの付き合いよすぎると思った。

・守さんに屍って言われた後に貞子チック(?)な感じでフロアに出てきた時の高音の「話し合いましょ」。カウンターに乗っかっているとき、体全部乗っけちゃって足バタバタしてる時もあった。かわいい。

・ 赤荻さん、ホシ=殺人犯の誤解を解くシーンがないので、最後まで岡ちゃん=地下アイドルの厄介ファンという認識のままなのではと心配してる。

・実は唯一劇中に名乗っていない岡ちゃん。井上さん回収の時に守さんが「岡安君」と呼ぶだけなので、たぶんお客さんは一人も岡ちゃんの名前知らない。生誕祭で自己紹介しようね。

・井上さんに赤ワインハーフボトル出す時に、グラスの底を指に引っかけて上にボトル乗せて運ぶ仕草が最高だったし、お注ぎしますも最高だった。

・寝ている井上さんを起こすのにめちゃくちゃ至近距離から耳打ちしたり、太ももを優しく叩いたりしてた。なかなか井上さんが起きなくて困ったように左から右から移動してたのかわいかった。

・生誕祭の準備始めてる時、ドリンクを作る岡ちゃんとケーキを作る坂本君がカウンターの中で会話したりたぶん器具の場所を教えてもらったりしてる姿が気になりすぎてその会話全部聞かせてくれって思った。

 

 

日替わり覚えてるところメモ(かなりうろ覚えです……)

・冒頭の岡ちゃんと守さんの会話、岡ちゃん「いいやつオーラ全開って感じだし、親には……」→「チーズフォンデュのフォンデュの部分」「ちびまる子ちゃんの花沢くん)の前髪」「プッチンプリンのプッチン」

・ほくろをからかわれていた岡ちゃんに、守さん→「そのホクロはチャームポイントだよ!」「僕なんてチョコチップメロンパンだよ」「僕の顔はまるで星空だよ」

・オオグソクムシの下りで剣持さんが中澤さんに→「生まれ変わったらダンゴムシになれ」「親がダンゴムシになれ」「家ごとダンゴムシになれ」「ダンゴムシとしか話せなくなれ」「首から下ダンゴムシになれ」

・伴ちゃんのミュージカル。内容は同じだけど途中で歌と動きが変わって、万来家点呼が万来家小さく前へならえに変更。

・殺人犯疑惑の岡ちゃんが守さんに言われて掃除に行くところの歌→シーソーゲーム、おどるポンポコリン、ラルクHONEY、HOWEVER、映像収録の回はなんでもない鼻歌でした。選曲が古い。

・酔っ払って寝た井上さんのセリフ→「お風呂洗っておきます」「お湯張っておきます」「アイロンかけておきます」「洗濯物は畳んでおきました」

・赤荻さんに岡ちゃんがカメラを向けられるところ、途中から一瞬ポーズを決めるようになって、ダブルピースとフレッシュポーズは確認。

・伴ちゃん、ピザを食べて→「うちみたいに焦げてる」「あの日の夕食もピザだった…」「家みたいにアツアツだあ」

目指すべき明日を探してる

横浜前日のツイート。あの曲というのは「シンアイなる夢へ!」のことでした。

 

シンアイはユメノコドウツアーでアンコールの最後に歌われていたんだけど、KUROFUNE参加の大阪公演ではセトリを組み替えて7人曲の「ALL FOR SMILE!」と位置が入れ替わっていた。だからも横浜もたぶん最後は全員で歌えるAFSになるんだろうなあと思いながらこのツイートをした。別にDearDream5人にこだわっているわけではないし、AFSに不満があるわけでもない。それでも言いたくなったのは初日の東京でシンアイの前に壮馬くんが「ドリフェス!のエンディングといえばこの曲!」と言ったからだ。

 

横浜公演の前。福岡や愛知のMCから、私はなんとなくこのツアーがドリフェス!プロジェクトの最後なのではと思っていた。一週前に5月の働くお兄さん!のリリイベは発表されていたので、リアドリやリアフネ(アミュにアーティスト登録されていないKUROFUNEはまた事情が違ったかもしれないけれど)のアーティスト活動は続いても、ドリフェス!として五次元としての活動はもう終わりなのではないかと漠然と考えていた。ファンミでは毎公演のように新情報があったのに、ツアーでは何も言ってくれないのもあった。千穐楽、最後のMCまで何も発表がなかったらどうしよう。本当にこれが終わりだったら…… だから最後には壮馬くんも言ったようにシンアイが聞きたかったし、シンアイで終わりにしてほしかった。

 

果たして、その夢は叶えられた。ダブルアンコールで全員で大合唱という形で。壮馬くんの「パートとか関係ないから後悔しないように歌ってください!」という言葉で、ここで悔いを残してもやり直すことはできないんだなと思った。

 

ライブ後も「7人でも、5人でも、1人でも」という言葉がいつまでも耳に残ったり、最後までプロジェクトの新情報がないことにびくびくしてたけど、パシフィコ翌日にツリービレッジのキャンペーンが発表されて、もしかして自分が思ってるより二次元は大丈夫な状況だった?と安堵した。ライブで発表されなかったのは、ファンミは二次元寄り、ライブは三次元寄りって大人の事情があったのかもしれないって思った。

 

ライブBDがウィークリー2位に入ってめちゃくちゃ嬉しかった。私は見ていないけどCDTVにもめざましテレビにも5人の姿が映ったらしい。すごい!まだまだイケるっしょ!って思ったその日の正午、アプリとDCD終了のお知らせが来た。びっくりしたし信じられなかった。特にアプリはドリフェス!プロジェクトの本丸で、アイカツでいえば筐体のようなものだと思っていたから終了の衝撃は大きかった。

アプリのラストイベントのあらすじには、DFシアターが移転するって書かれていた。この記述からアプリのリニューアルを期待した人は多かったと思う。私もそう。少し遅れて緊急生放送のお知らせが来て、「あ、これはドッキリだ」って思った。だってこれと同じようなことを去年の8/1にやっていたから。終了します→新アプリがスタートします!って言うんでしょ。だから5/下旬の二周年に合わせて5/1に急いで今のアプリ畳むんでしょ!って。そう思ってしまった。でもやっぱり不安を完全に消すことはできなくて、それでも期待九割不安一割くらいで21時を待ってた。

 

以上がパシフィコから当日までの話。

 

 

丸一日経って、まだ気持ちの整理はついてない。考えようとすれば目頭が熱くなるし、移動中にいつもの癖でウォークマン再生したらAFS流れて泣きそうになった。

 

アプリをやりこんでくれるだけでもすごいなって思うのに、コラボ店舗に来てメッセージを残してくれたり、キャラクターの誕生日を祝ってくれたり、監督はキャストに二次の7人を託してくれたし、メンバーも14人でツアーしたって言ってくれた。キャストもスタッフも作品への愛に溢れているところが大好きだし、何よりコンテンツを信頼させてくれた。推しキャラへの愛でキャストに勝てないなんて今まで思ったことない。

でも逆に、みんながこんなにも全力でコンテンツに付き合ってくれたからこそ、これ以上の期間続けることは難しいのかもしれないと思うところもある。言葉は悪いけど、彼らの今までのがんばりを考えると本業の片手間でいいよって言えないし言いたくない。……でもいや無理!年に一度でいいから7人で集まって歌って踊ってコントみたいなドラマやって!ハンサムみたいに毎年9月はドリフェスファンミ開催みたいな伝統作って!そういうのがあればファンは何年でも待てます。そういう気持ちもある。どっちの気持ちも嘘ではなくて、つまり自分でもどうしてほしいのかわからない。

 

少し前の作文ブームの時に転職ジャンルなんて言われていたけど、思えば私もドリフェスにはいろんなものをもらった。考え方が変わったし、前向きになれた。しばらく会ってなかった友人にも会えたし、久しぶりにジャンルで人付き合いというものをした。相互だけど話したこともなかったフォロワーさんとも会えた。会ったことのないフォロワーさんに会うという感覚が久々過ぎてめちゃくちゃ怖かったけど、会う人みんないい人で「そんなことある!?」と思った。そういえばドリフェスで村焼いてる人見たことない。そもそも私の観測範囲もそう広い方ではないけれど。

 

妹には「姉ちゃん、アイドル推すようになってから明るくなったね」って言われた。姪はユメノコドウのMVがお気に入りで何度も一緒に見た。踊るの大好きな姪は最終的に2番のトーク中の動きまで真似するようになってた。歌い出しのour dreamからユメノコドウのことを「あわっでぃー」って呼んでた。横浜のメッセージ入りレコ販ブロマイドが欲しくて買った2枚目のBDは妹の家に置いてきた。JOLのステージで一緒にでぃあどりーむちゃん見られるねって話してたんだけど難しいかもしれない。

ファンミ03は妹に付き合ってもらった。地方済みの友人にはツアーに付き合ってもらったし、現地でもとてもお世話になった。余談だけど私が誘った女は高確率で赤推しになる。でも姪はちじゅ推し。

 

私はその時々で身の丈に合った応援をしてきたと思うから、自分の応援の仕方に後悔はない。でも先々を考えてセーブしていた分、これから武道館までは気にせず全力出せるなって気持ちはある。最初からそれをしていればよかったじゃんって言われたらその通りだけど、たぶん性格的に無理を続けると嫌いになってしまうのでこれが自分にとっていいペースだったんだと思う。

 R11話でかなちゃんが三神さんに呼びかけるシーン、これから私たちがそれに変わるような動きを見せられたらいいなと思う。例えプロジェクトの存続に結びつくような結果が出なくても、彼らに少しでもこのプロジェクトに参加してよかったって思ってほしいし、自分たちがやってきたことの手ごたえを感じてほしい。

要望出したいことはたくさんある。アプリをオフライン化してイベストやとつバクを5月以降も読めるようにしてほしいし、ドリカ全収録の書籍出してほしい。武道館の円盤ももちろんほしいし、ユメノコドウやF2FのMVフルもどこかに収録してもらわないと。あと何より2次元の7人をせめて武道館まででも動かし続けてほしい。

 

でも本当は武道館でなんか新展開のお知らせしてくれるんじゃってまだ少し期待してる。往生際が悪いと自分でも思うけど、エールを送るプロジェクトなんだからそれは仕方がないと思うし、なによりこんなファンに育てたのは公式くんなんだよね。最後までド!のファンらしく、エールを送り続けたい。各所にご要望出さないと。